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第26集 福岡HM
ご加護を頂いた十八年間  

一、蓮華院誕生寺とのご縁

 私と蓮華院誕生寺様とのご縁は、昭和六十三年五月十八日からでございました。その年の四月末頃から、私は腰痛で椅子に腰掛けることもできず、苦しんでいました。もちろん整形外科にも通院していましたが、一向に改善の兆しがありませんでした。

 その頃、ちょうど商いの関係で鉄工所様のお父様と面会する機会がありましたので、商談後、体の不調を相談しました。すると、「熊本に良いお寺がありますよ。私を信用して一度お尋ねしなさい」とのこと。

 藁にもすがる思いで早速お参りし、先代貫主真如大僧正様の特別ご指導を受けることができました。すぐに先祖供養と水子供養のご指導を受け、合わせて十四座の供養をお願いいたしました。お陰様で五月末頃より椅子にも掛けられるようになり、あのように苦しんだ腰痛が消え去り、著しい回復に驚かされました。貫主大僧正様が皇円大菩薩様に祈願して下さったお陰です。

 「このお寺様は違う」と思いました。早速在家勤行を朝と夜の一日二回実行するようになりました。これは今も続けております。

 過去には家内が癌を患い、八年間の入退院を繰り返して亡くなりましたので、数箇所のお寺様をお参りしたことがありましたが、ほとんどご加護の縁はございませんでした。

 蓮華院誕生寺にご縁をいただき、その翌月龍火くだりのお話しを聞きまして、早速参加させていただくことにしましたが、まだ体調が充分ではなくて、特に歩くことには自信がありません。奥之院より本院までの徒歩ということで、少し迷いがありました。そこでまず、私自身がその気になって頑張ることにしました。目に見えない自然の力、気力が届いたのか、無事に本院に着いた時には皇円大菩薩様のご加護に感謝し、立派に龍火くだりができたことに感涙しました。

 その後毎月十三日の御縁日には必ず月参りできますよう、年間の予定表に組み込んでいますが、どうしても十三日にお参りすることができない場合、準御縁日の三日または二十三日にお参りすることにしました。そしてせっかく熊本まで出向いたのですから、できるだけ奥之院の五重塔や開山堂にもお参りするようにして、今日まで続けております。

二、すばらしいご指導とご加護

 その後、月参りと大祭には必ずお参りを続けています。私は金属店を営んでいますが、駅の近くで敷地が狭く、駐車禁止区域に当たり不便でした。そこで会社の移転を計画していましたが、適当な場所が見つからず、苦労していました。

 平成三年六月の龍火くだりにお参りしますと、寺務所の先生より、突然、松明持ちを指示されました。先輩に教えていただいて、その松明持ちの役を無事終えることができました。その後驚いたことに、長い間苦悩していた念願の、会社の移転先についての話が持ち上がりました。七月に約千坪の土地の話が転がり込んできたのです。

 早速蓮華院様にお尋ねしましたところ、よい場所ですとのご返事があり、購入を決めました。そして移転企画書を検討中、新たに十月、田圃二反六百坪の話があり、改めて蓮華院様にお尋ねしたところ、さらによい土地ですよ、とのご霊示でした。この六百坪の土地は道路の幅も広く、希望していた広さと場所であり、さらに購入いたしました。

 この土地に会社の移転計画を進めることにしたのですが、一〜三メートルの高さに埋め立てしなくてはなりません。どのような土で埋め立てするのかを検討中のことです。よい事は重なるもので、ちょうど一キロ先で天理教筑紫大教会が移転新築をするため、山の整地が始まりました。

 そして面識のない建設業の方が会社においでになり、新しく埋め立てする土地に土砂を入れさせてくれと話されました。土砂の質をお尋ねすると、あの天理教新築の山の切削土とのことです。私は喜んで引き受けました。土砂代は?とお尋ねしますと、いりませんと返事をされ、私は突然の吉報に驚愕しました。早速お願いしますと翌日より十トン車数台で運び始め、二十日間掛けて、無垢の真砂土によって見事な宅地に生まれ変わりました。

 次に店舗の新築です。十二月に地鎮祭の準備をしたのですが、各地の神社、地元の氏神様には十二月より氏子の各戸の家祓いがあるため、十二月中には地鎮祭はできませんとのことでした。十二月中に地鎮祭をしないと建築の日程に狂いが出ます。

 思案に暮れているとき、正月が近づいているにも関わらず、毎年正月に参拝している宗像大社におそるおそるご相談に参ったのです。断られても仕方がないと思っていましたら、ちょうどよい日程で十二月二十四日に地鎮祭をしてあげます、とのご返答でした。感激に胸を躍らせて、私には皇円大菩薩様がお守り頂いて、導いて下さった、という思いを心に秘めて帰りました。

 十二月二十三日に蓮華院誕生寺様にお参りし、方位祓い、地貰いの祈祷をお願いし、十二月二十四日には宗像大社で地鎮祭を執り行いました。建築業者および関係者の方々も宗像大社での地鎮祭執行は近くでは経験がないと好評で、大変喜んで頂き、無事に地鎮祭を終えることができました。

 顧みますと六月十二日の龍火くだりの松灯持より始まって、十月の田圃二反の購入、そして土地の整地の件では天理教筑紫大教会が新築移転される際の山の無垢の真砂土で造成できましたこと、十二月二十四日には宗像大社様のお陰によるみごとな地鎮祭と、短期間に数々の事業が実施できましたことは全て皇円大菩薩様のご指導とご加護の賜物と、今でも感謝しています。

 平成四年一月より建築工事が始まりましたが、三月より七月までの毎月、上棟祈願五座をお願いしました。お陰様で平成四年八月十八日は晴天の朝、氏神様剣神社様のお祓いの下、念願の広い駐車場付きの新築の店舗をオープンすることができ、大賑わいの開店となりました。もちろん会社の二階には皇円大菩薩様のブロンズ像をお受けし、その後、毎朝在家勤行を実施しています。


三、大きな病の克服

 平成九年五月一日のことでした。私は脳梗塞で入院しましたが、呂律が回らず、言葉が出なくなりました。早速病気全快護摩祈祷を始めました。入院後一週間くらいは呂律が回りません。主治医が朝夕の勤務時間外に熱心にリハビリ指導をして下さり、二週目ぐらいから快方に向かいました。七月末に退院しましたが、呂律が正常ではありませんでしたので、どなたにもお会いすることが苦痛でなりませんでした。

 ただ、主治医の先生は私に「本当に良かった。半日受診が遅れていたら半身不随になったかもしれません」とおっしゃって下さいました。呂律の不具合はリハビリすれば少しは良くなりますと告げられ、あぁ良かったと一安心しました。皇円大菩薩様とのご縁のお陰で早く治療を受けられたことに心より感謝いたしました。

 昭和六十三年七月に信者会館(庫裡)の新築のお話しがありましたときには、このようなときに出会えることは何かのご縁と少しの寄進をいたしました。また、平成六年一月、五重塔奉納会の発表があり、此の世に生まれて五重塔建立に出会えたことは素晴らしいご縁、と大柱の寄進を決めました。ただこのような大金を個人では一度にできない、と思案していましたところ、分割払いでも良いとのことでした。よし頑張ろう、と心に決め、平成六年一月より、平成九年三月まで四十回かけて無事完納できました。

 皇円大菩薩様ありがとうございます、と奉納していたおかげでこのような大病をしても大過なく過ごされるのだと思うと、さらに有難いことでございます。

 今も二ヶ月に一度は検診していますが、主治医の先生も「十人に九人はあなたのような病を患った方は後遺症が出るのに、不思議ですね」と毎回感心され、時々食材と食事、生活態度を訊ねられることがあります。ただ、時々呂律の回りが調子の悪い時がありますが、その時は南無皇円大菩薩様、南無開山大僧正様と唱えて気分を落ち着かせると良くなります。有難いことです。

 私には皇円大菩薩様と開山大僧正様がついておられる、と自信を持って毎日生き生きと過ごしています。ご縁が出来まして十九年間、子供のこと、親戚のこと、会社のことと数多くのご指導とご加護を今日まで頂いております。感謝に堪えません。 貫主様はじめ、蓮華院の皆様の温かいご支援とご加護に感謝して毎日を過ごさせて頂いています。誠にありがとうございます。合掌