第27集 |
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主人の癌治療 |
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真如大僧正様より救われた息子
私が蓮華院さまにご縁をいただきましたのは平成二年秋の大祭からで、親戚の伯母さまが熱心な信者さんで一緒にお参りさせていただいた時からです。
当時私は息子のことで悩み苦しんでいましたので、先代の真如大僧正様に大変お世話になり、お力をいただきました。お蔭様で息子も立派に自立し、円満な家庭を築いております。私も自分の意志で信心ができ、皇円大菩薩様の数えきれない加護をいただいております。
胃癌の大手術
平成五年、夫が緊急入院(虚血性心疾患)したのが始まりでした。九年奥之院の大祭にお参りさせていただきました。そのころは夫も元気に生活しておりましたが、通院だけは続けて、お薬を頂き、飲んでおりました。
十一年に主治医の先生のすすめで血液検査を受け異常が見つかりました。外科の受診で胃がんと判断されました。手後れになる一歩手前のステージ4でした。これも仏様のおかげで発見できたものと感謝いたしております。さっそく蓮華院さまにお電話をさせていただき先祖供養をお願いいたしました。私は夫の入院中、手術の無事と全快を願って秋の大祭にお参りさせていただきました。
手術は胃の三分の二を切除、無事終わり、痛みもなく「手術をしたような気がしない」と喜んでおりました。すっかり元気になった四年後の十四年秋に定期検査を受けたところ腫瘍マーカーが異常に高くなり、残っていた部分を切除、結局胃を全摘することになりました。この時も蓮華院さまにお願いしてご加護を頂きました。その際、胆嚢は切除しましたが、肝臓は切らずにすみました。
肝臓転移と化学療法
定期的に通院して検査を受けておりましたが、一年後に腫瘍マーカーがまた異常に高くなり東大病院を紹介され診察の結果肝臓に転移しており、大きさも4〜5センチと大きく、できた場所も静脈のそばでリスクが大きく手術は難しいものになり、うまくいかなければ余命は二年ぐらいと言われ二度ビックリ、驚くばかりでした。
さっそく蓮華院さまにお電話させていただいたところ、ご霊示の結果六ヶ月間月ぎめ供養をお願いいたしました。皇円大菩薩様のお恵みのお蔭で、ラジオ波を専門にしている先生を大学病院の先生に紹介していただき最新治療を受けられることになりました。
「化学療法と抗がん剤で、がんをどのくらいやっつけることができるか未定ですが、やってみましょう」ということで、こんなにうれしかったことはありませんでした。
ラジオ波治療は画像を見ながらお腹に長い針を刺して、百ボルト以上のラジオ波を患部に照射して肝臓を焼き切るもので、大変難しく危険があるそうでした。しかし、その先生が大変上手だったため無事終わらせることができました。このラジオ波治療に相当の苦しさがあったようで、私も無我夢中でご宝号と般若心経をお唱えして祈りました。この治療は初めは三回ぐらい予定されていましたが、有難いことに二回で終わりました。
ご祈祷に守られた癌治療
その後は抗がん剤治療に移りまして、一日入院の点滴治療に合わせ、二週間続けたら三週間休むという内服薬投与が三ヶ月間続けられました。その結果99パーセントがんは小さくなり、マーカーの数値も5以下と低く希望が見えました。これもやはりご利益がいただけたものと喜びました。
食事もおいしくとれるようになって、脱毛もなく今では快方に向かっております。先生もうまくがんをたたくことができたことを不思議に思っておられ、心から喜んでくださいました。
このような難しい治療を受けることができましたのも、また良い病院や立派な先生に巡りあえたのも、すべて皇円大菩薩様からお力を頂いたからと思っております。大変な病気の連続でしたが、私たちの願いを受け止め一心にお祈りくださいました貫主僧正様に感謝の気持ちでいっぱいです。今後ともなにとぞよろしくお導き下さいますようお願い申し上げます。合 掌