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大日乃光






大日乃光

2012年05月31日大日乃光第2011号
六月大祭は一万倍功徳の日!!

一万倍の功徳が積めるお寺参り?

 

去る五月十五日、来たる六月大祭を直前に控え、寺内では全職員で会議を開き、万事手抜かりのないように役割分担と責任者を決定しました。また五月十二日には恒例の教師・準教師会で、私はお弟子さん達にこんな話をしました。
 

お寺参りには本来どんな意味があるのでしょうか。チベット支援の会(宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会=スーパーサンガ)で巡り会ったあるお寺から、この『大日乃光』と交換するように、毎月寺報が送られてきます。そのお寺は千二百年の歴史を誇る名刹で、観音様の信仰で有名です。
 

その寺報の中に「万倍日」という言葉が書かれています。それは「その日にお参りすれば、普通の日の一万倍の功徳がある」という意味のようです。元々は一粒の種を撒けば万倍に実る事から、何かを始めるには運気が盛んな良い日、という意味だったものを信仰に結びつけ、その日にお参りすれば万倍の功徳のある日となったのでしょう。

 

衆生済度が凝結された御入定の六月十三日

 

その意味では、六月十二・十三日にお参りすれば、普通の十三日の御縁日にお参りするよりも百倍(御縁日以外のお参りに比べれば一万倍)の功徳があると思うのです。
 

これは自分の都合でお参りするより、御本尊様の願いが満ちた日、つまり御入定のその日にお参りする方が、遥かに意味があり功徳があるからなのです。
 

喩えて言えば、入学試験や会社の面接などは、相手(学校や会社)の決めた日に受験したり、面接会場に行かなければ話にならないのと同じ事なのです。

皇円大菩薩様はそれほど厳しくご自身の都合を押し付けられる事はありませんが、やはり普通の日に自分の都合だけでお参りするよりも、佛様の御縁のある日、もっと言えば皇円大菩薩様が「末世衆生を救いたい!」という菩薩の御心で龍身入定された日の六月十三日にお参りする方が、遥かに佛様の御心に叶っているのです。

 

開山大僧正様の喩え話

 

開山大僧正様は、

「願い事は皆叶わなければなりません!叶うためには皇円大菩薩様の御心に叶わなければなりません!!」-----------------
 




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