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大日乃光






大日乃光

2012年07月20日大日乃光第2016号
日本民族を崩壊から救う家庭生活の再生

蝉の鳴き声は環境異変の象徴?
 

こちら玉名では、去る七月五日にニイニイゼミが鳴き始め、七日にはクマゼミの初音を聞きました。今朝は私の住居の前庭で、アブラゼミの抜け殻を見つけました。

本来九州では、まずニイニイゼミが鳴き、次にアブラゼミ、そして夏の盛りにクマゼミという順序で鳴き始めるのですが、何年前からなのかは憶えていませんが、蝉が鳴く順序が混乱しているようです。これも地球規模での環境異変の一つの現れかもしれません。

 

確実に忍び寄る子供達の異変
 

そんな中、定期購読している二つの月刊誌で、現代の子供の異変に警鐘を鳴らす、明星大学教授の高橋史朗先生の文章が掲載されました。

高橋先生が伝えられた所によれば、小学校の学級崩壊が確実に進行していて、軽度の発達障害に似た症状の子供達が全体の一割を超えているとのことです。

私も数年前、同じ話を玉名の教育界のある先生から伺ったことがありました。その先生は、「今の社会状況では、これほど深刻な状態であることを公表するのはたいへん難しいのです」と悲観的な面持ちで言っておられました。

先の高橋先生によれば、北海道の中学生の、何と二十三パーセントに抑鬱症が見られるとのことです。北海道だけが特別ではないと思えば恐ろしい数字です。さらには全国の引きこもりは七十万人、その予備軍は百五十五万人と推定されていて、引きこもりの三割は発達障害というデータもあります。また軽度発達障害の二次障害として、非行や虐待、いじめが増えているとのことでした。(続く)




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