第25集 福岡YU
倒産から救われて
私が蓮華院誕生寺に御縁があったのは、平成2年9月13日のご縁日だったと思います。以前より親しくさせていただいていた方より、「熊本の玉名にいいお寺がある、一度連れていくから。」とのお誘いをうけて御縁日にお参りしたのが始まりでした。
お参りが終わった後、お寺の寺務所でその方が、「願い事を一つだけお願いしなさい。」と勧めて下さったので、その時は先祖供養をお願い致しました。
実は私は以前より時々夜になると、金縛りにあっていました。けれども蓮華院にお参りするようになってから、その金縛りにもあわないようになりました。今考えますと、もしかしたらその金縛りもご先祖様からの何かのお知らせだったのかもしれません。
蓮華院にご縁を頂いてから4年後の平成6年に父が亡くなりました。貫主様にいつもお願いしておりましたお陰で、父は痛まず苦しまず、本当にスーツと息を引き取ったのです。皇円大菩薩様、開山大僧正様、真如大僧正様、貫主様本当にありがとうございました。
父の死後5日目の事でした。思いがけず、会社の取引先が倒産して不渡りをだしてしまったのです。銀行からも「不渡りになりましたので、買い戻して下さい。」と電話があり、とても驚きました。
さあ大変です、その金額は3000万円にものぼりました。どうしていいのかと悩み、どうすればと考えてもどうしょうもありません。銀行に行ったのですが、「一日も早く買い戻して下さい」と言われるだけで、話合いにはなりませんでした。
夜になっても寝られず、ただ佛壇の前で、どうか皇円大菩薩様、開山大僧正様、真如大僧正様、貫主様となんども、なんどもお願いしておりました。
ちょうど3日目の夜中3時頃だったと思います。スーツと一本の明かりが闇夜の中に浮かぶのです。それを見ていると吸い込まれるように寝ていました。すると夢の中で真如大僧正様が現れ、「銀行に行け。」と一言おっしゃって、そのままお姿が消えられたのです。
朝6時頃目が覚めてすぐに会社に行きました。心の中で、真如大僧正様がおっしゃった言葉を何度も反芻しながら、銀行に持って行く書類を揃えました。
銀行が開くのを待ち、すぐに銀行の支店長に会いました。そして今の会社の状態、今後の事など必死の思いで支店長に話しました。するとどうでしょう、3日前までは話し合いにもならなかった銀行の支店長も「なんとか考えます。」と前向きに言ってくれて、なんとその3日後にはお金が銀行より出る事になりました。
本当に助けていただいたなあと皇円大菩薩様、開山大僧正様、真如大僧正様、そして貫主様に感謝いたしております。
平成12年には母が肺炎を患いました。母は元々病弱な体であったせいもあり容態が急激に悪くなってしまい、病院より家族の方を全員集めて下さいと言われました。
私はすぐに蓮華院に電話し、今の母の病状を話して、貫主様にご祈祷をお願いしてもらいました。ご祈祷のお陰様で母の肺炎は無事治まりました。お医者様は、レントゲン写真を私に見せて、「不思議ですね。肺が元に戻っている。」「こういう事はあまりない。」と話されました。
今思えば、その頃は貫主様が八千枚護摩修行に入っておられる時期でした。それで貫主様のご祈祷のお陰で助けて頂いたんだと母によく言いました。「一度お礼に行かなくては。」と母はよく申しておりました。
しかし夏でもクーラーが入ると、すぐに風邪をひくものですから、なかなかお参りすることができません。その代わりに、私がお参りに行く日には、母はいつも「貫主様によろしく御礼を申し上げて。」と言っておりました。その後何度となく母は肺炎を患いましたが、その度にご祈祷をお願いして、快方に向かわせていただきました。
またその頃、今度は姉が13年2月にB型肝炎から肝硬変を起こして入院してしまいました。早速、ご縁日の日に貫主様に特別ご指導をお願いし、毎月お願いしておりました四座のご先祖供養に姉の名前も入れて、病気の平癒を祈るようにご指導頂きました。母そして姉と幾度も貫主様にご祈祷いただき、その度に命をとりとめていただきました。
けれども、ついに昨年平成16年に母が先に亡くなり、後を追うようにして数時間後に姉も亡くなくなりました。その間には貫主様には大変お世話になりました。父の時と同じように母も姉も痛まず苦しまず、夕方に母が逝き、夜に姉と、一日の間に母と姉がみ佛様の元へと旅だっていきました。母と姉の葬儀の日には従兄弟も亡くなり、数日の間に身内が三人逝ってしまい、通夜・葬式が重なりましたので、悲しむ時間もない程本当に大変でした。
その席で別な従兄弟が、「私の娘が何か霊に取り愚かれているみたいだ。」という話をしました。その娘は21才になりますが、もともと霊障を受けやすい体質のようで、常に体に重さやだるさを感じ、普通に歩いていたりしても悪寒が走ったり、気分が悪くなって熱が出たりということが度々あり、何か霊の存在を感じることもあるようでした。
ある時は母親とお寺参りしていると、自分の意志とは関係なしに急に泣き出してしまい、その後は声を全く発する事ができなくなってしまうというのが続き、とても不安に思っていたようでした。
私は蓮華院に行くと必ずその霊を取ってもらえるから、一緒に参ってみないかと言ってみましたが、なかなか信用してもらえませんでした。何故なら、以前にもいくつかのお寺に相談しようとしてもすぐに断られたり、話を聞いた後に断られたことがあって、なかば諦めかけていたからです。私は、蓮華院は間違いないからと言って、やっとの思いで御縁日に蓮華院にお参りに来たのでした。
法要の後、貫主様に特別ご指導をお願いしました。貫主様は、ご指導の中で、「月極めで毎月三座の御供養をすればよくなる。」と言われ、それを聞いて姪は今までの不安から解放されたような喜びの気持ちで一杯になったそうです。
それからは、母親と一緒にご縁日にもお参りするようになり、以来、頻繁におきていた霊障がピタリとなくなったそうです。お陰様で今では顔付きも柔らかく変わり、明るい女の子になり、霊障により重く感じていた体も軽くなったと本人は大喜びです。また、大学を卒業して、就職をするときにもお世話になりました。貫主様ほんとうにありがとうございました。
最後に、重ねて皇円大菩薩様、開山大僧正様、真如大僧正様、貫主様ほんとうにありがとうございます。今後ともご指導の程をよろしくお願い申し上げます。合掌