第20集 愛知県TU
ご霊示を生かす日々の信心を
今日は私の夫の姪の事でお話させて頂きたいと思います。姪は今年3月、3年近く交際してきた男性と結婚致しました。交際中、私は姪に蓮華院さんで相性をお尋ねする様に勧めました。その結果「相性は大凶。子宝にも恵まれません。」とのご霊示でした。
姪は驚いて相談してまいりましたので、すぐに別れる様に勧めましたところ、その時は本人も別れる気持ちになった様ですが、結局別れきれず、ある日「結婚する事になった」と連絡をしてきました。そして結婚後間もなく「妊娠した」と連絡が入りました。
姪は「お寺さんで子宝に恵まれないと言われたけど、こんなに早く赤ちゃんが出来た」と嬉んでおりましたが、私は内心、「五体満足で生まれるだろうか」と不安になりました。
そしてまた間もなくして、「尿に蛋白が下り始めた」と連絡が入りました。姪は幼少の頃から腎臓が弱かったのですが主治医から妊娠は差し支えないと言われていました。そして、その後は何の連絡もなかったので、それなりに順調に経過しているものと思っておりましたが、7月になって「実は6月下旬から入院している」と連絡が入ったのです。聞けば妊娠したことで急性腎不全に陥り、主治医から出産は無理だと言われ泣く泣く中絶手術をしたと言うことでした。
中絶後も腎不全の症状は悪化する一方で、尿が出ない為に全身がパンパンにむくみ、胸とお腹にも水がたまり、すでに人工透析が必要な段階にきていたようです。姪は身の置きどころのないだるさと、息苦しさで相当な苦しみだった様で、日々を恐怖と戦っていた様です。
私は六月大祭に頂いて帰ったご霊水を姪に送り、ご宝号を教え、毎日唱えながら頂くことと、ひたすら御佛様に祈るよう伝えました。そしてまずは水子のご供養をする様に勧め、後のことは蓮華院さんに相談する様に話しました。私もその日から皇円大菩薩様に姪を救って下さいとお願いし続けました。そして水子供養五座が始まりました。
入院以来毎日欠かす事なく行われてきた血液検査での腎臓の動きを示す数値は悪くなる一方で、ある日主治医から「明日の血液検査の結果が悪かったら、明日から透析を始めます」と言われたと連絡が入りました。私も「あー、もう透析はまぬがれないんだなあ」と思いました。
ところが翌日、姪から「血液検査の結果が良くなって透析をしなくてもよくなった!!」と驚きの連絡がきました。水子の供養を始めて3日目位のことでした。私も姪も「奇跡が起こった。皇円大菩薩様が奇跡を起こして下さった」と嬉びと感動で興奮致しました。本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
水子供養が始まった時、私は病気全快祈願もお願いした方がいいかなと思い、蓮華院さんに電話しましたが、寺務所の方から「僧正様が水子供養と一緒に明子さんの身体が良くなる様に拝んで下さっていますから、水子供養が終わるまでこのまま様子を見られたらいいと思います」とのご返事でしたので、水子供養だけが行われていたのです。
それなのに3日目でこんな奇跡を頂けたのは、貫主僧正様が姪の身体が治る様、念じて下さったおかげだと思います。最高のご祈祷力の貫主僧正様のお力と最高の皇円大菩薩様のお力の融合のおかげでこのような奇跡が起きたのだと実感致しました。貫主僧正様、拝んで下さいまして本当にありがとうございました。
水子供養が終わり、腎臓の働きは相当良くなりましたが、なにしろ一時は生命の危険さえ危ぶまれた程の重症でしたので、体調が元に戻るのは容易な事ではなかったものですから、病気全快祈願をして頂くことにしました。
8月の中旬の事だったと思いますが、早朝3時頃、私は鈴の音で目が覚めました。それは今まで聞いた事のない、澄んだきれいな音で、しばらく続いていました。私は誰かの霊が会いに来たのかなと思い、目を開けると幽霊でも立っているのではないかと、怖くて目を閉じていました。鈴の音が止んで恐る恐る目を開けて気付いた事に、その音はお佛壇から聞こえてきていたのです。
不安になって、朝、蓮華院さんにその旨お話しして僧正様にお尋ねして頂きましたところ、「鈴の音は願い事がかなう前ぶれです。心配しなくてよろしい。よろこばしい事が起こります」とのご霊示でした。私は願い事が叶うというのは姪の事かなと思いました。
そして間もなくして姪から退院が決まったと連絡が入りました。その頃、姪は身体の方は良くなっていましたが、苦しい闘病生活から精神的にまいっていました。退院後も手足のしびれや倦怠感を訴え、嫁ぎ先のご先祖にもすがられて、なかなか体が思うようになりませんでしたが、先日心療内科にかかり、そういった症状からも解放され、今は大変元気に暮らしております。
大凶の結婚相手を選んでしまった姪。皇円大菩薩様のお力を知らなかった為にご霊示を無視してしまった事は仕方のない事ですが、大凶を吉に変えるのはもはや皇円大菩薩様のご加護なしでは無理な事です。
姪も今回の闘病生活を通して皇円大菩薩様のお力を身をもって知る事になりました。今は本院にお礼参りする日を見当しているそうです。最後になりましたが、姪が苦しんでいる時、松本先生を始め寺務所の皆様が励まし勇気づけて下さった事を姪に代わって御礼申し上げます。有難うございました。合掌