第18集 愛知県UY
病気をして初めて解った事
(UYさんは、元々熊本県天草のご出身でお母様が、故金子真導先生とのご縁で蓮華院の信仰に入り、以来娘さんであるUYさん、そのお子さんへと信仰を引き継いでおられます。UYさんは看護師のお仕事をされていますが、昨年の十月二十一日に急に左顔面神経麻癖になり緊急入院をされました。早速、おたずねをされて、四座の先祖供養を貫主僧正様がご祈祷されて全快なされました。それに対しての御礼の手紙です。)
今年も残すところ数日となってしまいました。お世話になった一年を振り返っています。十一月十一日から、再度仕事に復帰しました。十五日が退院後の受診日でしたが、医者より「いつからこんなに治りましたか?」と言われました。
退院する時は四十点満点の麻痺の検査で、二十点もありませんでしたが、受診日には三十八点でした。ほとんど分からないほどの全快と言われました。普通は三十二点位まで回復したらいい方だそうです。
仕事を始めて1週目は少し疲れましたが、当直もできるようになり、今は普段と変わりなく務めています。お陰を頂いたと感謝しております。
入院して1週目に点滴を受けていましたら、副看護婦長が来られて、「眼科外来の主任として今後もやっていけますか? もし、やれないようなら、次のことも考えなければならないし・・・・」とダメージを受けた心身に、ますますのダメージとなりました。
健康で働けてこそ普通であって、病気をしたり何かあるとそういうものかな・・・・と悲しくなりました。先生は、「労災にしても良い程。」と言って下さっているのに、身近な上司は冷たいな・・・と思いましたが、管理者としては、いろんな事も含めてそういうことも言わなければならないのかな・・・・と理解しました。
でも、私には皇円大菩薩様がついていて下さる、絶対に治る・・・と信じて、それ程心配していませんでした。そしてそんな婦長さん達も、「そんなに治ったの?」とびっくりされる程回復しました。
私自身が病気をしたお陰で、看護師としてこれまで以上に、患者さんの気持ちを解り、接することが出来ることを有り難く思います。弟を亡くし、主人を亡くし、死んでいく人の気持ち、家族の気持ちを解っているつもりです。
そして今回、めまいの不安、麻痩の不安も経験致しました。そういう経験を生かしながら仕事が出来る事は幸せなことだと、しみじみ思っています。仕事に出始めましたらなかなか時間がとれず、ペンを取るのも遅くなってしまいましたが、本当にお陰様で元気になりました。一日も早く玉名へお参りしたいと願って、今調整しています。
一年間有難うございました。蓮華院様ではお正月に向けて、何かとお忙しいことでしょう。寒いなか風邪などひかれませんように。合掌