第2集 山口県FY
いつも守られてあり 総ての災難から逃れて(2)
平成3年6月
たくさんのご利益
また、57年には長男が突然目に焼きつくような痛みを感じて日大の眼科で診察を受けました。
お医者さまが、「錘円角膜炎だ。一日おくれたら失明するところだった。早々に手術をしなければいけない」と言われますので早速蓮華院様にお電話で「ご先祖供養」と「病気全快護摩祈祷」をそれぞれお願い致しました。おかげで手術も成功し視力も何とか取り止めることが出来ました。
御開山大僧正様に引続いて先代貫主真如大僧正様にも度々、お加護を頂いております。
狭心症も完治
又、昭和60年には主人が急にひどい痛みで胸をしめつけられ、身動きが出来なくなってしまいました。
急性狭心症とかでお医者様からは絶対安静を言い渡されてびっくり、早速貫主大僧正様にご供養をお願い致しましたところ、あんなに痛みで身動きの出来なかった主人が二時間ぐらいで嘘のように良くなってしまいました。
あとでお医者様が「あんなにひどかった狭心症がこんなに早く治るなんて不思議だ」とおしゃった」と聞きましたが、あれから六年が過ぎた今になっても全く異状はありません。
御開山大僧正様、そして貫主大僧正様の常々のお言葉の「一佛信仰」の有り難さを、身を持って体験させていただいております。
あと一歩遅かったら
病気の時ばかりでなく、このほか、総ての災難からもお守り頂いております。
実は主人が先述の狭心症の定期検査の為に病院に出かけた時の事です。昼下がりの車の通行の少ない時間帯でしたから、車の来ないのを見定めて横断歩道を渡らずに途中から道を横切り歩道に上がったその瞬間です。後ろから疾走して来た車が主人の服をバサッとこすって通り過ぎたので大びっくりだったそうです。
「あと一足遅かったら跳ね飛ばされて死んでいただろう、血の気が引いたよ。きっと皇円大菩薩様がお守り下さったんだね」としみじみと言っておりました。
あわや大火事に
また、昭和56年の12月の暮れにお風呂から火事を出すところを未然に防いで頂きました。
それは、御仏壇のお掃除をしている時のことでした。異様な音と煙りに、あわて、焚き口に行きますと灯油の通る固いホースが焼けただれて火の海でした。気付くのがあと何秒かおそかったらそれこそ大火事になるところでした。
ふと上を見ますと、蓮華院様から頂戴した火難よけのお札さんが真黒くなってボロボロになっておられました。
「あー、また皇円大菩薩様にお救い頂いた」と感激し、体が震えて涙がこぼれました。このように数々の御加護を私の一家一族に頂いて、お礼の言葉もごぎいません。
一佛信仰にはげみます
去年の10月には桜ヶ池と西大寺への蓮華院様からの参拝団に加えて頂き、桜ヶ池で皇円大菩薩様の御苦行を偲んで心ゆくまでお礼を申し上げたものでした。感激でございました。
そして又も早々に大きなお恵みを頂いたのでした。主人の兄さんは三年まえに兄嫁に先立たれて85才の老齢でした。子供もなくて孤独な兄さんを私達夫婦が見取りました。その兄さんが11月に発病されたかと思うと、もう12月4日には眠るような大往生でした。
息を引き取る前に「自分が死んだ後は、妻と共に供養を頼む」と遺言され主人に多額の定期貯金と四十数坪ほどの土地を残して逝かれたのでした。早速、兄さん夫婦のご供養をお願いし、その後も毎月追善供養を蓮華院様にお願いして完全成仏をお祈りしております。
皇円大菩薩様・御開山大僧正様、特に貫主大僧正様にはご多忙の中に毎月のご祈祷と御供養をお願いしてご迷惑をおかけしております。これからもただ一筋に「一佛信仰」に励んでまいりますので、不肖な私たちではございますが、何とぞ宜しくお導き下さいますようお願い申し上げます。(完)