1998年6月10日第33号
幸福ニュース

【地球と人間の関係そして真実】より

船井幸雄編・著 {著者:龍村仁、村上和雄、沖縄の一男性、天外伺郎、高木善之、中丸薫、赤峰勝人}同朋舎刊

今回は、未来の幸福について上記の本より抜粋しました。皆さん方もお考えになってみて下さい。

1.近い将来に資本主義の崩壊ないし、大きな変化が起こる可能性がある。

2.これからは、{愛、調和、本物、完全}の時代である。

3.他を認めて包み込みながら、自分を打ち出す姿勢を出す。

4.まず、自分自身の向上から始めなさい。

5.人間の創造力は単なる絵空事ではない。ある種の思いが先にあって、結果として、今の現実があるということも考えられる。

6.限界的な状況で、自分が空っぽの状態になって、サンムシング・グレイトに{明け渡した}時に何かがわかる。

7.地球の生命自体には、もともと互いに直接的な対話ができるような別な回路が開かれている。

8.生命は基本的に無限である。

9.自分の外側にある世界が、実は一つの大きな命として、自分自身とつながっている。自分もその大きな命に生かされている。

10.死はすべての終わりではない。我々は、連綿とした大きな命の中に生かされている。悠久な時の中を実は生きているのだ。

11.人間の遺伝子は約30億の塩基の配列で書かれており、2005〜2010年には解読できるであろう。

12.羊の乳腺細胞を飢餓状態にし、電気なども利用して作ったクローン羊の意味するところは、細胞にはとてつもない可能性が秘められているという事である。

13.遺伝子のスイッチのON/OFFを決める{調節遺伝子}があり、今まで眠っていた遺伝子が、環境の変化により目を覚ます事もある。

14.プラス思考(肯定的生き方)で生きれば、遺伝子がONになる。遺伝子ONの前向きな生き方をする事で、愛に満ちた、イキイキ、ワクワクした世界が開けてくる。

15.全人類と喜び合い、大自然に感謝しつつ生きるのが、究極の遺伝子ONである。

16.今の子供達は、命を大切にすること、すべてに感謝すること、地獄・極楽、人をいたわる事を知らないのではないか。

17.今の日本人は誰一人として飢え死にする者はいない。そのかわり、何と心が飢えていることか。

18.人間の十法
陽の五法・・・自立、結婚、子育て、親孝行、社会への還元
陰の五法・・・先祖供養、お寺へのお参り、神社へのお参り、地球および全生物への感謝と愛、天(宇宙)への感謝

19.人間の心の目覚めが地球の未来である。

20.宇宙は一つの生命体である。そして、生命体としての宇宙の基本的な性質は、無条件の愛であり、仏の慈悲といってもよい。

21.人間はカルマ(行動、想念、魂)という下着とその上に肉体を着て生まれてくる。

22.自分の行いや想念が必ず自分に戻ってくるというのが、カルマの法則である。

23.カルマの法則から抜け出すためには、肯定的な感情を持ち、悪口を言わないことである。

24.死はこの世の役割を全うしたとして祝福すべきものである。

25.癒しとは、無限の愛に満たされている宇宙を感じ、その愛に満たされている自分自身を心から愛し、宇宙との一体感を思い出した時に訪れる。

26.人間も宇宙も動物も植物も鉱物も、全体で一つの生命体であり、全てが生命体である。

27.無条件の愛は、宇宙のあらゆるところにある。

28.奉仕、瞑想、愛などにより、宇宙の愛を感じることができる。

29.美しい地球を取り戻すためには、私達の心に忘れかけていた愛の灯をともさなければならない。

30.先進国とは、開発より大事な問題があることを承知している国のことであり、命、未来、環境、安全等を重視する。

31.未来を考えて生活するグリーンコンシューマーになろう。

32.地球は有限であり、人口は増加している。拡大では破滅する。消費を減らそう。

33.家族一緒にご飯を食べるところから始めよう。

34.事実を知り、非対立の精神で伝え、自分が変わることによって、周りの環境を良くし、世界を、 未来を変えていこう。

35.子供に残すのは、家や財産より、美しい地球や親の生きざまである。

36.宇宙に存在するものはすべて循環している。土も水も食べ物も人の魂も、宇宙を循環してあなたのもとに帰ってくる。みんな大きな輪の中で生かされている。

37.臨死体験により{人間は裸で生まれ、裸で死んでゆく}事がわかり、いろんな欲が去っていった。

38.完全無農薬と有機肥料による栽培が理想であり、虫や菌は有益である。

39.本物の野菜は、虫が食わない。虫食いの野菜は不完全である。虫が悪いところを食べてくれ、我々を守ってくれているのだから、本当は{神の虫}なのです。

40.循環農法による野菜や玄米菜食による食餌療法でアトピーがなおった。

41.本物の塩(天然塩)を取れ。現代病の多くは塩切れである。

42.生きた土や畑は大地からの気であふれており、体を癒す。

43.現代社会の多くの問題点は、結果だけをみて対処してしまい、原因を追求していかないところにある。

44.すべての命は循環している。そして、すべての命に不要なものなどはない。

如何ですか。多くの事を考えさせられる内容であり、幸福へのヒントがいっぱいつまっているような気がします。

【坂村真民詩集】
《座》

座が好きなので
木があれば
木の下で座り
石があれば
石の上で座り
世尊の座像の
美しいお姿をまねて
座を楽しんできた
足の裏を
天に向け
地球の根源につながり
宇宙と一体になる
座相よ
母なる土の上に
ふたりの人が並んでいる
座という字もいいが
座して腹から息をする
呼吸法も実にいい
黙っていながら
人類が一つになる
世界が平和になる
この座よ

《万象一如》

人間から教えられるより
蝉とか
こおろぎとか
命みじかいものたちから
一途な生き方というものを
教えられてきた
また
朝顔とか夕顔とか
槿(むくげ)とか
はかないものから
真実の在り方というものを
身につけてきた
ああ
わたしにとって
まったく万象は一如である

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