この南大門は、四隅に四天王像をお祀り致します。仏師は京都の今村九十九師で、お弟子の方々と一緒に、「後世に残る、国宝に値する仏像を作ろう」との思いを秘めながら、毎日仏様に祈られてから、仏像製作に励んでおられます。
今村師が修行時代に、自分で彫った仏像を師匠の松久朋琳師に見せたところ、お師匠様から言われたことは、「仏像を彫る時には己を出したらいかん。」と言われたそうで、今でもこれを肝に銘じているそうです。
現在、一体目の持国天像に彩色している途中です。 彩色には、多くの人々に御縁を結んでいただく為に、地元熊本の崇城大学芸術学部日本画コースの学生さんたちにお手伝い頂いています。今村仏師の指示によって、白木の約5mの持国天像はほぼ彩色が終わり、細かな仕上げの作業に入っており、5月頃には完成し、6月大祭にはお披露目できる予定です。