昨年の2月11日に玉名市内の製鉄の神様を祀る疋野神社で古代製鉄法のたたら製鉄を行いました。
本年も同じく2月11日に午前8時から夕方まで疋野神社で行いますが、昨年のたたら製鉄と違い、溶鉱炉を地元の鹿本商工高校の生徒に製作していただき、その溶鉱炉を用いて製鉄しました。
さる1月25日に試運転を行いましたが、なにせ初めての機械を用いての事なので、4時間ほど火をたくと、溶け始めた鉄が途中で固まり、空気が抜けなくなり大失敗をしてしまいました。
しかし、一部ですが鋼はできていました。この鋼は、四天王像が持つ槍や刀の原料として使用されます。中世の頃、この地域は日本刀の一大生産地であり、年間2万振りも中国へ輸出されていたと言います。また、兜をも割るという銅田貫(どうたぬき)の生産地としても有名でした。
これから溶鉱炉の改良を行いますので、本番の2月11日には、必ず成功するでしょう。興味のある方はどうぞご参加下さい。お楽しみに。