1998年7月10日第36号
幸福ニュース

【 幸せになる法 and 青年の内観 】

【幸せになる法 by アンデルセン】

1.全てに感謝する。
(3ヶ月間、怒り、恨み、不平、不満、ぐち、悪口、ねたみ等をやめなさい。)

2.明確にイメージできれば実現する。

3.過去完了形で祈り、願う。

【 青年の内観 】

私は親戚から一枚のビラをもらった。それは私の父の弟の娘さんが蓮華院の奥の院で行われた百人一首大会に参加した時、いただいてきたという黄色い紙であった。

紙を見ると{驚異の自己活性法}という見出しで、{内観法}と書いてある。裏をみると、{生きがいがない、人生目標がみつからない、挫折した}等々、自分の心にグサッと当てはまる言葉が書いてあった。それと{今までの自分がいやになり、今後の人生を幸福に送りたいと願う人は、当山に来て七日間気楽に座ってみて下さい。}など、とにかく、今までちょっと色々あったから、一人で行ってみようと申し込んだ。

日曜日の夕方4時に奥之院に到着した。{すごい山の中にあるなあ}と思いつつ、世界一の大梵鐘に目がいった。{でかいっ}の一言だった。{とにかくこれから七日間、どういう事をするのだろう?}と、そればかり不安で、内観法のことはぜんぜん理解しないまま来たのだ。私は、{精神力、忍耐力の強化}という目的で来た。

いざ内観法をやってみると、{母、父に対する自分を調べましょう。お世話になったこと、して返したこと、ご迷惑かけたこと。}いったい、これを調べて何になるのだろうと疑問に思った。精神力、忍耐力の強化に何の関係がある。と腹がたった。がしかし、今までやってきた自分のすべてを反省し、まわりの人からみた本当の自分を正しく知る。こういう事は今までの人生21年間で初めての体験で興味がわいた。

内観をやっていくうちに、今まで自分は何のために、生きてきたのだろうかとつくづく思った。母、父にお世話になったこと、ご迷惑をかけたことは次から次へと出てくるのだが、{して返したこと}がぜんぜん出てこない。21年間親に世話になりながら、少しも見つからない。

初め、面接の時、むりやり、{して返したこと}を言っていたが、よくよく考えると{して返したこと}には、ひとつもあてはまらない。私は21年間、親に甘え、頼り、世話になっているくせに、反抗ばかりして、暴言を吐き、何ひとつ私が親にしてやったことはない。

この時、よくこんな{バカ息子}をここまで育ててくれたなあと、つくづく身にしみた。このままではいけない、人生の目標をはっきりときめなければ、一生フラフラして、生きがいが消えてしまうと思った。

私はよく死にたいと思うことがあった。しかし、それは、自分に何の目標も趣味もなかったからだ。ここへ来て七日たった今、それが自分の心から、ああ、湧き出てきた。色々な話も聞いた。世界一の大梵鐘も撞かせてもらた。この七日間ほんとうにつくづくためになった。来る前と今日ではぜんぜん気持ちが違う。本当にお世話になりました。

【坂村真民詩集】
《念の種》

どんな種の中にも
念が入っています
タンポポには
タンポポの念が
朴には
朴の念が
そのことを
知ったら
あなたの
体の中の念を
丹田に植えて
花を咲かせ
大宇宙の念を
多くの人に
知らせてください

《これからの人間たちヘ》


大宇宙は
物ではない
心を持った
愛と平和の
偉大な生命体である
そのことを知らねばならぬ


すべてを
宇宙的視野に立って見
そして考え
それを
実践してゆかねばならぬ


大宇宙の
無限の力を知り
ゆるぎない信仰を
身につけねばならぬ


そのためには気海丹田
つまり臍(へそ)下に
字宙の大気を
蓄えねばならぬ


そしてつねに
次の真言を念唱し
大宇宙に
感謝しなけれぱならぬ

大宇宙の
大念願は
大和楽である

大宇宙
大和楽
アーウン アーウン アーウン
アーウン アーウン アーウン
アーウン アーウン アーウン

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