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2018年05月09日大日乃光第2207号 貫主権大僧正様御親教
信者一同の里帰りを待ち望む皇円大菩薩八百五十年大祭 

同信の信者と共に祝い、喜びを大いに分かち合いたい!
 
いよいよ皇円大菩薩様御入定八百五十年大祭が目前に迫ってきました。
 
この度は五智如来の開眼を含む十二日の多宝塔落慶法要と、十三日の八百五十年萬願成就の法要、そして十二日の夕刻は信者さん達との祝賀会です。多くの方が既に本山参りの準備を万端にしてその日を心待ちにしておられる事でしょう。
 
思えば七年前の南大門の再建に伴う四天王開眼と南大門の落慶法要では、東日本大震災の直後という事もあり、幾分自粛した祝賀会でありましたが、今回は久々に集う同信の信者の皆さん同士で存分に信仰の座談会や懇親の集いとなるように念じております。
 
信仰生活を磨き上げる五十年に一度の特別なお参り
 
また、今回の多宝塔落慶法要ではこれまで長年実現したいと思いながらなかなか出来なかったお参りの仕方を実現するべく準備しています。
 
それは六十口程の全国の有縁の僧侶の方々の厳粛な法要に続いて、いつものように信者の皆さんと共に「般若心経」などのお経を僧俗一体となって至心にお唱えします。
 
そして今回だけの形態として、信者の皆さん方が大きな数珠と共に多宝塔を取り囲んで頂く中で、「光明真言」や「二尊宝号」を唱えながら「百万遍大数珠廻し」を致します。
 
具体的には「般若心経」が始まれば、落慶法要での皆さんの席から準教師の先導で信者の皆さんが大数珠に連なりながら多宝塔を取り囲む大きな輪になって頂きます。その後、いつものように「光明真言」以降はその大数珠を右回りに廻しながら一心にお唱え下さい。これによって皇円大菩薩様の大慈悲に裏打ちされた、深く力強い智慧の霊波と光明が四方八方、更には宇宙にまでも広がっていく、祈りの大調和が実現するのです。
 
多くの有縁の僧侶の皆さんの祈りに加え、信者の皆さんの長年の、そして熱烈な信仰の力で多宝塔に真の魂が宿る瞬間を、私はありありと想像しております。それこそが皇円大菩薩八百五十年に当たっての真骨頂であるに相違ありません。どうぞその日は皆さん、あらん限りの大きな声で祈りと願いを込めた熱烈なお参りをお願い致します。
 
これは皆さんのご自宅にある在家用の御尊像に朝晩真剣にお参りされる事によって、その御尊像がなお一層御霊力を増して頂けるのと似ています。いかに素晴らしい鏡であっても一回もその表面を磨かなければ、モヤが懸ってはっきり映らなくなるのと同じ事です。
 
皆さんの真剣な祈りを受けた多宝塔が皇円大菩薩様そのものとして御霊力の波動を発揮して頂ける様子が有々と目に浮かびます。

有難い祝福に包まれる多宝塔建立の奇蹟

 
先日、私の先輩であり、長年様々な助言や指導を頂いていたあるお方がこんな事を言われました。
 
「五重塔や南大門の再建までは先代と先々代の思いを引き継いでのことだったと思うが、今回の多宝塔は貴殿の独自な祈りの世界が生み出したものだ。御本尊や先代先々代も喜んでおられる。良い供養になるに違いない」
 
またある先達は、「僧侶の一生の中で、五重塔、南大門そして多宝塔まで建立出来るなどという事は稀有な事です。あなたの大変な精進もさる事ながら、信者の皆さんの並々ならぬ信仰心と御本尊の御加護はいかばかりかと驚嘆する」と。
 
また久々に来訪された匠社寺建築社の田中棟梁と、完成した多宝塔の傍で、「お寺の貫主を引き継がれて以来、五重塔・南大門・多宝塔と立て続けに堂塔を建てられる中で、私達は最大限の努力と精進で、それらの工事に携わらせて頂きました。
 
佛様の御意志と御加護があったとはいえ、よくぞここまでなしとげられましたね」と、四十年来のお付き合いの中での実感をしみじみと話しておられました。
 
しかし私としては、これまでの伽藍建立の歩みは「私が建てている」というよりも、ひたすら皇円大菩薩様の御霊導に従って歩んで来たというのが実感なのであります。
 
先のこれらの言葉を聞いて、改めて今回の多宝塔の建立の新たな意味をしみじみと実感すると同時に、皇円大菩薩様の御霊力と信者の皆さんの信心に深く深く感謝しているところです。そして同信の先輩、先達はなんと有難いことかと目頭が熱くなりました。
 
信者の皆さん方の倦まず弛まず続けてきて頂いた長年の信心、その信仰の賜物が今回の多宝塔建立に繋がっている事を更に深く実感しております。
 
二塔並立は衆生済度の確かな証し
 
「塔を建つるは願いを立つるなり」
この言葉を改めて思い起こしてみますと、これは全国の信者の皆さんがそれぞれの人生の中で願いを立て、それを成就して行かれるその姿が思い起こされます。
 
実はその一方で、皇円大菩薩様御自身が壮大なる衆生済度の大誓願を発して頂いたその御心そのものを、歴代貫主を通じて二つの塔(五重塔・多宝塔)として結実したという事であります。
 
その大誓願にお守り頂き、指導され指示され、その求めに従ってひたすら歩んできたその結果に他ならない、というのが偽らざる私の実感なのであります。
 
それらの現実を第三者の先輩や先達、そして棟梁は先のような言葉で表現されたのであります。これは皇円大菩薩様の立場から見るか、歴代貫主や信者さん達の立場から見るかの違いのように感じています。
 
皇円大菩薩様の御心とそのお立場からの存念を敢えて推察させて頂くならば、今後も衆生済度をさらに実践して行かれる中で、『目に見える確固たる足場が出来た』と思念して頂けるのではないかと拝察しております。
 
これからも皆様は皇円大菩薩様に身を任せ思いを委ねる事によって、皇円大菩薩様からの眼差しを更に明瞭に実感される事でしょう。その温かく時には厳しい眼差しは私達に力と勇気と人生の意義を与え続けて頂けるに違いありません。
 
こんな思いを胸に、直後に迫った皇円大菩薩八百五十年大祭を皆さんと共に迎えられる喜びを噛み締めながら、皆さんの心の故郷への里帰りのお参りを寺内の弟子や職員と共に心からお待ち致しております。合掌




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