母親について何故2度調べる時間があるのか疑問であったが、 生まれる前から一番世話になっていることが多いのが解った。一度目は楽しかったことが出てきたが、2度目は心配をかけた ことの方が多く思いだされた。
しかも、年を重ねるにつれ、して返すことが増える所か、ます ます迷惑をかけていた事に気がついた。生んでくれた事、育てて くれた事に感謝するのではなく、他人の家と比較する様な事を言 ったことも思い出されます。
父親についてはキャッチボールをしてくれたこと、遊びに連れ て行ってくれたことを思い出します。その反面、家族を養うこと、 その責任、大変さを社会に出て家庭を持つことで初めて気がつき ました。そういった一面を知らず、一人前になったつもりで好き勝手し ていた自分を改めて恥ずかしく思いました。
これから両親には孫の顔を見せ、楽をしてもらいたいので、ま ず、私が地に足をつけ、通い合うことで安心させ、養っていくつ もりで生きていきます。
妻には家のことは任せっきりで、忙しいと逃げておりました。 そのことがどれだけ妻を苦しめていたか考えもしませんでした。 出産をひかえた時、とても不安であったと思います。おおらかな 性格に甘え、さびしい思いもさせました。
今後子供の事などさらに問題は増すばかりです。休みを取って でも先延ばしせず、向き合い、頼れる夫になりたいと思います。
嘘と盗みについては、今まで身の周りの人、関係の無い人々に、 保身や私欲のために、後悔できないほどの迷惑をかけていました。自分の罪を隠すために、さらに嘘をつくことで、自分自身に嘘 をついていました。物心ついた頃から駄目なことと教えられてき たことにもかかわらず、大人になっても犯してしまいます。
やはり、自分の弱さ、感謝の心を持っていなかった為に、己に 負けておりました。人間として事実を素直に受け入れ、弱さを認 め、逆に、何かを与えることが出来る人間になります。
Aさんには我が子のように可愛がってもらいました。食事、仕 事、身の周りの物など、親身になって心配してくれました。人生の為にと様々な方々を紹介してもらい、商売のお客様につ ながったこともありました。今は細々と暮らしているので、お土 産を持って昔の話をしながら、一杯つきあっていきたいです。
祖母は、私が初孫でもあり、忙しいなか大変お世話になりまし た。田んぼや近所回りにもつきまとい、どれほど足手まといであ ったかわかりません。いつでもニコニコと話のわからない話を聞いてくれました。何 も返せないまま亡くなってしまいましたが、祖母のやさしさを忘 れず、他人にやさしい人間になります。
Bさんには仕事の楽しさを学びました。利益ばかり求めるので はなく、お客様と共に繁栄していくことを心掛けていたと思いま す。一緒に仕事をしていくなかで、いろいろな人と出会うことが できました。それは財産と思います。
妹には、両親の近くに住んでもらっているだけで、安心し感謝 してます。妻とも連絡取り合い、仲良くしてもらって助かります。子供のことで心労も多く、体調をくずしがちなので、家に来る ことで少しでも気分転換してもらえれば嬉しいです。
妻の両親には現在かなりの経済的援助を受けております。一軒 家を借り、車を使わせてもらい、果物。おかず、ベビー用品も頂 きました。
私が家にいないので、孫の面倒も見ると言ってくれてます。義 父の体調が不安なので、仕事を手伝える環境に変えていこうと考 えています。それが、義母へのお返しにもなるのではと思います。これからは、もう少し楽な気持ちで暮らしてもらえる様に、私 自身が変わっていきます。
内観で気付いたことをどう形として返していくかが、これから の人生だと思います。
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