今回は、竹下様のEメール・フレンドの平野様から送られてきた、非常に元気づけられるE-mailを、門(かど)様のご好意も得て、皆様にご紹介したいと思います。
その通りですね。 もっとも、私は、ギックリ腰になり、身動きできなくなった時に 一番感じますが。
ところで、男女2人のランナーが、6月下旬から約2ケ月間、北海道を スタートに鹿児島までの約3000キロを走行したのですが、ご存じでしょうか。
男女2人のランナーのうち、男性は盲目です。 (宮本:男性、約60才、貝畑:女性)
門(かど)という男性のホームページに、事細かに掲載されていますので、良かったらご覧ください。
Kado's Home page: http://member.nifty.ne.jp/Kado/
また、別の男性ですが、同様に北海道から沖縄まで、走って縦走中の人がいます。昨日、鹿児島の佐田岬に着いたそうです。彼の荷物には、ノートパソコンとごみ袋があります。ノートパソコンで、全国のウルトラマラソン・メーリングリストのメンバー等に送信してくれています。送信内容は、途中経過やいろんな人との出会い。それと、拾ったごみの量です。いろんな人がいるものです。
以下、男女2人のランナーについて、HPの一部から抜粋。(長文で失礼します)
{貝畑さんからのお手紙}
青葉の風薫る季節になりました。いかがおすごしでしょうか?
この度、日本列島走り旅を計画しました。京都在住の宮本武さんといわれる方(視覚障害をもっておられます)と宗谷岬を6月24日にスタートします。8月下旬〜9月上旬にゴールすると思います。
悪天候の日は休んでバックに衣類などをけいたいして走るつもりです。1日50km前後を走ります。宿泊はユースホステル、知人宅、民宿などを利用するつもりです。
旅の状況は大阪の門雅和さんがホームページで流します。
Kado's Home page: http://member.nifty.ne.jp/Kado/
走っているどこかでお会いできればと思います。お願いがあります。コースに沿って安全な道とか、安く宿泊できるところを教えてください。
{お礼状}
日本縦断3100キロをめざし、6月24日 北海道 宗谷岬を出発いたしました、武さん 貝畑さん。8月23日 ついに佐多岬にゴール致しました。完走おめでとうございます。
{いろんな人との出会いを楽しみたい}また{障害のある人もない人も共にふれあって生きていきたい}等と言って走り出して2ヶ月。本当にごくろうさまでした。
今日 ここまでこれましたのも沢山の方々の御蔭と心から御礼申し上げます。
伴走して下さいました方々
サポートして下さいました方々
荷物を!!給水を!!御弁当を!!と御世話下さいました方々
ホームステイをさせていただきました御家の方々
道路で又、車窓からエールを送ってくださいました方々
日本縦断の様子をホームページで流して下さいました方々
そしてそれを見て共に走って下さいましたたくさんの人々
走る輪がどんどん大きくなって行くって素晴らしいことだと思いました。
全て皆々様の御力添えのお蔭です。ありがとうございました。
そして、そこには一人では生きられない。みんな支えあって生きているんだなぁ・・・・・・と強く感じました。
熱い夏!!熱い感動を!!ほんとうにありがとう存じます
皆々様の今後のご健勝を心からお祈り申し上げます。
宮本 武 姉妹一同
宮本さんはこんな方です。
{今、私は目が見えなくなってよかったと思っています。見えなくなったおかげで、すばらしい仲間が全国にできました。ヴィヴィがいるから健常者と同じ生活もできます}ヴィヴィというのは、宮本さんの盲導犬の名前だ。宮本さんにとって3頭目の盲導犬になる
肝胆相照らす 宮本武さん
妻が病気になり子供と一緒に姉の住む富山に引っ越し、私は痴呆になった母と京都で2人暮らしをしていまた。調理師の免許を持っていたし、母の世話は苦ではなかったけど、34歳の時に私が眼底出血で失明したんです。
それから は母の面倒もろくに見ることができなくなり‥死を選んだこともありました‥。そんな時、盲導犬協会の会長に勧められて、出会ったのがキュートなんです。
死ぬことまで考えていた宮本さんにとってキュートはどんな存在だったのだろう。
私が青信号で横断歩道を渡っていたら、バスの陰からオートバイが飛び出してきました。ブレーキを踏んだけど間に合いませんでした。でも、正面衝突する寸前に私をかばつてくれたのがキュートだったんです。
死を決意していた私をキュートが必死で守ってくれました。この時から私は生きていく決心をしたんです。私がここまで立ち直れたのはキュートのおかげです。
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小さいときに手術をして.走ることを禁止されていました。でも走るのが夢だったので、57歳から走り始めました。盲導犬でマラソンの許可が出て、最初に3キロ走ったのがヤミツキになって。 北海道での100キロマラソンも2回とも完走しました。
キュートに会うまでは外に出るのも怖かった。キュートと一緒に走り出してから、小鳥の鳴き声、木の葉のすれる音に感動しました。自然が生きていると言うことに初めて気がついたんです。
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去年テレビにヴィヴィと出て、夢は?と聞かれ「日本列島を1000キロ走りたい」と言ったんです。 そしたら「1000キロと言わずに、3000キロ走ろう」と声をか けてくれた女性がいました。
ほかにも130名の方々が「うちで泊まってください」「伴走しましょう」と嬉しい声をかけてくれた。
稚内から鹿児島、できれば沖縄まで行きたい。 ルート上にある、障害者に関するすべての施設に立ち寄って、 触れ合いたい。 障害を持った人でも、一緒に走りましょうと声をかけたい。 走れない人なら、たとえ500メートルでも一緒に歩きたい。
目が見えなくても、こんなことができると言うことを知ってほし いんです。
(宮本さんは立山や白山、富士山の頂上にも登っている。)
私は{夢を持ったときがスタートだと思っています。健常者と同じことをしたいという夢を、盲導犬がすべてかなえてくれた。 富士山に登りたいという夢も、訓練して4年後に実現した。 夢は絶対にかなえられると最近確信しています。}
今の夢は?
{トライアスロンをやろう}と声をかけてくれる人がいて、1ヶ月前から水泳を始めました。二人乗りの自転車で許可が出るところがあるらしいんです。
一番楽しいのは犬を触っているときですね。ブラッシングをしながら犬と話すと、バタバタしている犬でも落ち着いてくる。犬にはすごく愛着があります。私の生きる勇気、歩く楽しさ、人と出会うことのよろこびを教えてくれたんですから。
去年、老人病院を退職したが、今もそこでお年寄りにマッサージをしている。寝たきりの人を座れるように、座れる人は立てるようにするのが宮本さんの仕事。 {私が面倒を見てきたと思っていたけど復職するまで3ヶ月間病院を離れてみて、私の方がお年寄りに励まされてきたことに気がついたんです}
短い時間にたくさんのことを話してくださった。{目が見えるときは無口だったけど、見えなくなったらしゃべるしかないから、よく話すようになりました}
現在も単身で京都の知人宅に住む宮本さん。ご家族のいる富山と京都を行ったり来たりの生活。早く富山に来てくださいと頼むと、{京都の仲間がなかなか離してくれないんですよ}とにっこりと答えてくださった。
(宮本さんの盲導犬は初代がキュート、2代目がジョナ、現在がヴィヴィです。)
如何ですか。勇気づけられ、元気づけられた方が多いのではないでしょうか。 Kado's Home page: http://member.nifty.ne.jp/Kado/ には、伴走BANKもあり、伴走したい方、伴走者を探している方のリストもあります。こういう方法でのボランティアや功徳のつみ方もあるのだなあと感心いたしました。是非いちどご覧になってください。リンク集からも新しい世界が広がるのではないでしょうか。合掌
光があるということは
なんとありがたく
うれしいことか
光を浴び
光を吸い
祈る
この幸せよ
世尊はシュローナに言われた。
{シュローナよ、おまえは家にいたとき、琴を学んだことがあるであろう。糸は張ること急であっても、また緩くても、よい音は出ない。緩急よろしきを得て、はじめてよい音を出すものである。さとりを得る道もこれと同じく、怠れば道を得られず、またあまり張りつめて努力しても、決して道は得られない。だから、人はその努力についても、よくその程度を考えなければならない。}
この教えを受けて、シュローナはよく会得し、やがてさとりを得ることができた。
(パーリ、長老偈註)(The Teaching of Buddha)
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