去る2月11日に熊本県玉名市の疋野神社境内で早朝5時より午後4時ごろまで、第二回目のたたら製鉄が大勢の地元の人々の協力を得て行われ、大成功をおさめました。
去年の土製の原始的な炉と違い、今年は小さなたたら用の溶鉱炉を製作して使った為、格段に効率がよくなりました。去年は15分に1回くらいの割合で、砂鉄や炭を炉に投入していたのですが、今年は5分間隔くらいの投入と変化が顕著で、14Kgも鋼が取れました。
境内では、昔の砂鉄の選別方、鉄穴(かんな)流しの模型での実演説明や、パネル展示も行われました。また、焚き火パンで楽しむ子供や、地元名物の野草入りだご汁をおかわりして堪能する人もいました。それから、隣町の荒尾から、日本刀の試し切りを見せてくださる方々も来られ、その腕前に皆感嘆していました。