内観と言うのは、私が約25年前、最初の主人との生活苦の時、 「人を変えるのじゃない、自分を変える」と言うお話で聞いた言 葉でした。
初めての面接で、母に対する自分を調べました。「お世話にな った事、何かなー、何があるかなー」と、何か母にしてもらった り、買ってもらったお金や物だけを必死に探していました。
先生が「して返した事は?」と聞かれたので、やはりお手伝い とか、母がして喜んでくれる事ばかりを思い出していました。
「迷惑をかけたことは?」と聞かれると、おりこうで、よくお 手伝いをしていたので、「これと言って迷惑はかけていないと思 います」と答えていました。
内観というのが、全然判っていなかったのです。「母に対する 自分を調べましょう」と書いてある「調べる」が、私には判らな かったのです。
父に対しても同じ事でした。父にはどこか連れて行ってもらっ た時とか思い出す事が少なく、そして父や母に私がたくさんの憎 しみを持っている事を、内観ではないのですがと言いながら、先 生に話しました。
誰にも言えず、一人その憎しみの壁を破る事ができなかった。 その悩みは、今はっきり判る、一人よがりな、わがままが、悩ま せていたのだと思います。
今は、父母に「産んでくれてありがとう、こんな私でごめんな さい。」と、心から詫びたいと思います。
父が生きている時、気付いていたら、やさしい言葉の一つも言 えたかも知れないのに、もう手を合わすのみです。本当にごめん なさい。
聞いて下さった先生、本当にありがとう。内観でなくてごめん なさい。もう今日を限りに母を憎んだり人を責める事は、誓って しません。すべて自分事と受け止めていきたいと思っています。
私がこうして内観させて頂いている間、家を留守し、主人にも 迷惑をかけています。今日のお昼はお蕎麦でした。主人や母の事 を思うと、涙が出て食べにくいでした。おいしかった。本当にお いしかったです。
こうして私を支えて下さっている方がいらっしゃると思うと、 「こんな私でよかったら、どうぞ何でもさせて下さい」という気 持ちで、今日から全てに向き合って行きたいと思います。
何も知らないで、平気で物を言っていた自分が恥ずかしいです。 生きている事も恥ずかしいです。この内観で気付いた事を、帰っ てから忘れないで、まかせる様な日々にしたいと心から思います。
内観が深い浅いと言うところでは、今の私は足元にも及ばない と思っております。今回の所では、これが私にとっては精一杯の 気付きだったのではと思っております。
先生のお話の中で「とらえず、とらわず、とらわれず」という 言葉がありました。これも日々の生活で活用したいと思います。 本当にいい体験をさせて頂き、心から感謝いたします。ありがと うございました。
憎しみや恨み、辛かった事など、全てここの仏様に全部置いて いってもらいました。心の垢をおとして、身軽になって、明るい 顔で再スタートされました。
集中内観や一日内観については、こちらからどうぞ。心の温泉『内観』
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