今回も、『その科学が成功を決める』(リチャード・ワイズマ ン博士 文芸春秋)を引き続きご紹介いたします。従来の自己啓 発本に飽き足らない方にお勧めの良書です。多くの評論家の方々 もこの本から引用しているようです。是非ご一読下さい。
(21)ストレス解消法 a.むかつく体験から得たプラスの事柄について数分間考える。 b.ほかの人のために祈る。 c.クラシック音楽を聞く。 d.天気のいい日は外に出て30分以上太陽をあびる。 e.毎日最低15分は笑う。 (22)動物の友達を持つと健康によい。 a.動物、特に犬を飼うと穏やかに生きられる。 b.動物の映像を見る。 c.動物ロボットを育てる。 (23)夫婦仲良くする法: a.夫婦が対立した時、男性が女性の提案を一部でも受け入れて、 協力するカップルは長続きする。 b.ラブレターを書く。 c.目立つところに写真を置く。 d.初デートの時まで時計の針をもどす。恋愛時代と同じような行 動をする。 (24)円満な夫婦関係には、プラスの言葉がマイナスの言葉の5倍 必要。 (25)円満な夫婦は「でも」をよく使ってマイナス表現を和らげる。例えば、「夫は怠け者なの、でも、それをネタにして二人で笑えるわ」 (26)自分たちより関係がうまくいっていないカップルを思い浮か べ、自分たちがうまくいっている大きな理由3つを書き出す。 (27)写真、指輪など、伴侶について思い出させる品物は、浮気を 防ぐ心理的効果がある。 (28)集団は暴走しやすい。集団による決定は、極端にリスクが高 かったり、極端に保守的になったりしやすい。 (29)した事への後悔より、しなかった事への後悔の方が大きい。なんでも実行する方が後悔は少ない。チャンスに対しては常に実行を心がける。
(30)二者択一の決断をする時は、意識を働かせ、プラスとマイナスについて冷静に理性的な判断を行う。複雑な判断は、意識の力を眠らせて無意識を働かせるとよい。 (31)幸福とは欲しいものを手に入れることではなく、今あるもの を好きになること。 (32)嘘つきは考える人状態になる。 (33)作業時間を正確に読むには、作業を小分けにして見積もると よい。 (34)子供の時に楽器を習うと知能指数が向上する。 (35)能力をほめられて育った子は、失敗を恐れるようになりやす い。努力をほめられた子供は、やる気が高まり、努力をおしまず、困難に直面してもくじけなくなる。努力や集中力や時間の使い方などを具体的にほめるとよい。 (36)子供をおどして、やめさせるより、おだやかで毅然とした言 い方のほうが、効果が長続きする。 (37)薬指が人差し指より長い人ほど、男性的特徴を多く持ってお り、逆の人は女性的な面が強い。 (38)ステッカーの数が多い車のドライバーは攻撃的傾向があるの で、少し間隔を開けて走った方が安全。 (39)成功した自分ではなく、一歩一歩前進する自分をイメージす る。客観的に自分を眺める。 (40)自分のための弔辞を書く。自分が遺せるものについて考える。 長期的な目標が明確になり、どこまで進んでいるかを自覚するこ とが出来る。(終)
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