今回の一週間の集中内観を受けさせていただきまして、主に母。父、姉について過去の自分を調べさせていただきました。
初日は母について調べました。小学校時代に母にしていただいた事で、よくケガをしていた私を病院へ連れて行っていただきました。母の言う事を無視したがためにケガをしたことが多くありまして、今思うと母は、自分の息子を思う気持ちが強かったので、何度もケガをするけど大きなケガだけはしないで欲しいと、心から心配していただろうと思います。
また、なかなか本を読まない息子に対して、少しでもなじんでほしいという強い思いから、読みやすい本や興味を持ちそうな本など、少しずつ私に抵抗を植え付けることなく自然な形で与えてくださいました。
中学時代の母に対して、ごく当たり前のように作っていただいた食事について調べました。当時、部活をやり成長期だったたため、夜食を含めると5食程度食べていた私の体を考えて、毎日毎日栄養や体調管理までしてくれていたのだと思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
高校、大学時代の母に対しては、苦しい家計でありながら受験用の塾に通わせていただいたり、参考書代として一万円いただいたりと、気苦労がたえなかっただろうと思います。
親不孝なことに大学受験を失敗し、予備校にまで1年間通わせていただき、寮にまで入れていただきました。今考えても、この数年の間に私はいったい幾らくらいお金を出させていたのだろうと思うと、ただただ頭が下がる思いです。
更に大学に入ってからは、自分の遊びに使うお金まで欲しがるようになり、とんでもない息子だったと反省しています。
自分が働くようになってようやく、当時当たり前だと思っていたお金のありがたさが、身にしみてわかるようになりました。
また、就職してからも、母は月に一度は必ず食料等の仕送りをしていただいております。毎月楽しみにしている一方で、母の愛情に対して感謝の念でいっぱいです。今後は逆に、母親を私が食べさせていってやらねばならないと、強く心に決めました。
次に、父についての自分も調べました。小学校時代は、仕事に忙しい父とキャッチボールをしてもらったり、釣りに連れて行ってもらったりと大変世話になりました。中学生になると、反抗期であまり口をきかなくなった私でしたが、父は何も言わずに、態度で男らしさ、父親らしさを見せてくれていたような気がします。
高校に入ってからは、単身赴任で、月に1、2日しか会えなくなった時も、いつも暖かく接してくれた父親の優しさを今でも強く覚えています。
大学に入学してからも、父はいつも自分のやりたい事を優先してやりなさいと励ましていただきました。当時はわかりませんでしたが、私が目標を見失っているのに気付いて、目標を強く持ちなさいと言ってくれていたのではないかと思うようになりました。今後は父の分まで働き、今まで苦労させた分、これからは楽をさせてあげたいと思います。
次に、姉について小学校時代から調べさせていただきました。よく姉とはケンカをして、髪を引っ張ったり、けったりしていたのを覚えています。当時は本当に姉がいなかったら良かったのにと思っておりましたが、逆に姉は私のことを常に気にしていてくれたんだと思います。
姉が就職して結婚してからは、私と話したり、遊びに行くのをすごく楽しみにしてくれていると聞いて、今は心から姉がいて良かったと思います。今後は今まで姉がかわいがってくれたので、それ以上にして返したいと思います。
最後に、今回の内観でお世話になった方々に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。一日も早く目標を見つけ、最高の人生を送りたいと思います。
道を歩いて足にトゲを立て、疼きの中から、疼きを覚えるのは、もともと定まった心があるのではなく、縁に触れていろいろの心となるのであって、一つの心も、乱せば醜い煩悩となり、おさめれば美しいさとりとなることを知って、さとりに入った人もある。(首りょう厳経)
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