今号は、ブライアン・トレーシー著『頭がいい人、悪い人の仕事術』(アスコム)を紹介させていただきます。日々長時間忙しく働きながらも、成果が上がらない人々や、何か人生に充実感を持てない方々へ、目からうろこの仕事術です。
薄くて読みやすく、しかも中身の濃い本です。是非お読み下さい。今回は、この本の最重要ポイントのみお伝えしたいと思います。
仕事もプライベートも「80対20の法則」で考える。
人間は選択する生きものである。自分の価値観を整理して、自分にとって本当に重要なのは何かを明確にする事が一番大事なことである。それによって初めて優先順位がつけられるようになる。
上位20パーセントの活動が生み出す価値が、すべての活動が生む価値の80パーセントを占めるという「80対20の法則」を生活全般に適用すると効率が非常にあがる。
だから、まず取り組むのは、どれが課題の上位20パーセントにあたるかということを判断することである。
行動する前に考える時間をとり、自分や会社や家庭に最高の効果や利益をもたらす20パーセントの課題や活動に意識を集中させると成果があがる。
優先順位を設定する時、「急ぎ」と「重要」を必ず区別することが大切だ。最も急ぐのは、緊急かつ重要な課題である。
最緊急重要課題の対処をしたら、次は重要だが急ぎではない課題に少しでも時間を割こう。その方が仕事の効率があがり、多くの目標を達成できるようになる。
それぞれの仕事では、「この仕事を早く完了させるには、どの要因がポイントだろう?」と考えるとよい。制限となる要因を特定できれば、予定通りに目標を達成するための具体的な行動が明確になる。
家庭や職場での成功を制限している要因の80パーセントは自分自身の中にあり、残りのわずか20パーセントが会社などのまわりの環境の中にある。
樹木の芯を求めて林に入った者が、枝や葉を得て芯を得たように思うならば、まことに愚かなことである。ややもすると、人は、木の芯を求めるのが目的でありながら、木の外皮や内皮、または木の肉を得て芯を得たように思う。(大樹芯喩経)
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