1998年8月20日第40号
幸福ニュース

【 経営者の内観】

大雨の中、お寺にまいりまして、私は何を学んだのかを考えてみますと、本当の自分を発見させていただくために来たと、今になって思われます。

内観を始めた頃、テープを聞きながら、みんな被害妄想にかかっているのかとか、あるいは、人は仏ではないのだから、そこまで思う必要があるのかと思っておりました。

中日に{内観をより深くするために}という冊子に目を通して、考える事をあきらめて、調べる事に徹していくと、大きな思いあがりばかりが感じられて、何も出来ない自分が腹立たしく、そうではないんだと、打ち消そうとすると、諸悪の限りをしている私の姿がでてきて、何とも申し訳ないと思う気持ち以上に、あきれてものが言えない状態となりました。

はじめ、自分自身の存在価値を見つけて、どのような理想像をたてて、人生計画を作ろうかと思っておったのですが、そんな事より、本当に相手を思いやる心から始まる集団を目指し、その方向づけとして、経営の勉強もし、全ての社員が、これから生きていく糧や、技術や経営論そして、お客さんに対する心からの気遣いや、感謝の念を持っていただく事によって、気持ちよく仕事とサービスをしてもらいたい。

私達の生活を、自分達でうるおす事が出来る事をわかってもらう事が、私の使命であるし、日々の行いの中の感謝の気持ちと、いたわりの気持ちが、人々の和をつくっていく最大のものであると気付きました。

経営者である以上、お金をもうける手段や手法は知らなければならない。しかし、そこに感謝の気持ちをのせる事ができたら、その事を社員がわかってくれれば、社員が独立したのちも、必ず回りの人々が、協力してくれるだろうし、そういう人づくりを通じて、会社を運営し、必ずや、日本一の、気持ちのよい仕事とサービスの味わえる店づくりを、目指したいと思いいたりました。

【坂村真民詩集】
《光》

光があるということは
なんとありがたく
うれしいことか
光を浴び
光を吸い
祈る
この幸せよ

《ユニテ》

わたしが
ねがうのは
ユニテ(一致)
どんなに
ちがったものでも
どこかで
一致するものがある
それを
見出し
お互い
手を握り合おう

【仏語集】

人ははからいから、すべてのものに執着する。富に執着し、財に執着し、名に執着し、命に執着する。 有無、善悪、正邪、すべてのものにとらわれて迷いを重ね、苦しみと悩みとを招く。

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