四天王四体目の多聞天原像(高さ約50cm)の解体式が、10月13日に蓮華院誕生寺の本院で行われました。
当日は、ご縁日の法要に引き続き、大勢の僧侶と信者さんの読経の中、仏師の今村九十九先生と奥様で絵師の今村敬乃先生が、にかわで接着してある多聞天原像を釜でゆでて、細かい部品に分解しました。
これを4倍に拡大して、それをまた、にかわで接着し、実物の多聞天像(高さ約4m)が姿を現すわけです。これを、今村先生は、「仏さんも一遍は地獄の湯をくぐって、修行して、それから衆生をお救いになるんですなー」という風に表現されておられました。