(斎藤茂太著 新講社) |
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細かいことは気にせずに、人には「やさしく」接しましょう。これが基本です。
人は大切にされたい、認められたいというのが本音。人を大切にする意識を常に持つ。
人を大切にしながら、自分も大切にする。
相手と自分との「違い」を楽しみながらつきあうのが、人間関係のコツである。相手を外国人だと思おう。そうすれば、ちょっとしたことで、きれなくてすむ。
人が見る「自分」も、きちんと自分に取り入れよう。
「人生八十パーセント主義」。過ぎたるは及ばざるがごとし。何事も「ほど」が大事である。
「重箱の隅をほじくる」ように、ちいさなことにも感謝しよう。ちょっとしたことでも口に出して、「有難う」といってみよう。
誉め上手な人は、見返りを求めない。誉め上手な人は余裕があるので、人の長所もどんどん認められる。
「一日一善」「一日一感謝」「一日一ほめ」 「一日一何とか」を着々と実行しよう。
取り替えのきかない技術や、必要な役割を身につけよう。必要な役割を見つけ出し、引き受けて、しっかり遂行することは、大切にされる人になる確実な方法である。
だんごを貫く「くし」を持とう。継続するなにかをコツコツと続けよう。
相手の立場になってみれば、腹の立たないことばかり。自分の立場ばかり大切にしていたら、世の中腹の立つ事だらけ。しかも、人から大切にされない。試しに人の立場になってみなさい、見えないものが見えてきます。
一歩だけ譲れば、十歩も進展できる。お互いに一歩譲れば、人間関係はずっとよくなる。
人は大目にみてくれない、あなたが人を見逃さないように。
信頼されるには時間がかかり、失うのはあっという間である。信頼されるには、地道な活動が基本である。
満たされない気持ちがエネルギーにつながる。「人から大切にされていない」と感じるなら、その不満感を何かひとつのことに投入していくとよいかもしれない。「一つの所に命を懸け」れば、きっと何かしらやりとげられる。
人に不満をじょうずに伝える技術を身につけよう。
しっこい人には、「折り合い」の力が欠けている。
けんか上手な人は、仲直りのコツを知っている。
やる気が伝われば、援助の手が伸びてくる。
人から大切にされたければ、まず、やる気と情熱をアピールしてみてはどうか。あなたの喜び、楽しみ、積極的な気持ちが、人を呼び寄せる力になるのである。
多くの人が認める価値観から、顔をそむけている人は、あまり大切にされない。
八方美人より、ときには、泥をかぶってもよい、という覚悟を持っておこう。泥をかぶるのを恐れていると、つい目先の「いい顔」をとってしまう。泥をかぶっても平気だと思えば、自分の信念を貫ける。長い目でみれば、そのほうがよい。
ほどほどの劣等感とうまくつきあっていこう。
いっしょにいてリラックスできる人とは、まず、人に対してあまり非難がましくない。注意しすぎや、攻撃をしない。自分の素晴らしいことをやたらとアピールしない。人の気持ちを汲み取ってくれる。その人自身リラックスしている人である。
自分が正しいではなく、自分が間違っているかもしれないという想像力をもとう。自分のやり方、一つの考えでなく、色んな考え方、やり方があるという多様性を認めよう。
苦しいときも悲しいときも「にもかかわらず」笑おう。ユーモアは人を活かす。
人の弱みは、見て見ぬふりをしよう。
食べっぷりのいい人は人を楽しませている。
人と人との基本は「いっしょにやる」こと。人間関係は何々しあって続いていくものである。してもらいっぱなしや、悪いことをしあう悪循環ではなく、「しあう」「認め合う」「助け合う」「大切にしあう」に変えていくことが望ましい。
あなたの大切な人を少しずつ増やしていこう。
昔、スダナ(善財)童子は、人の病を見る医師から、人に対する心は慈悲でなければならないことを学んだそうです。聖書にも「自分がして欲しいとうりに人にもせよ」とあります。
やはり、人に好かれるこつは、下座心で、人のために何かしてあげ続けることにありそうです。見返りを期待しないで試してみましょう。
心と心の食い違いは、まことに恐ろしい不幸をもたらすのである。わずかの誤解も、ついには大きな災いとなる。家庭の生活において、このことは特に注意をしなければならない。(本生経)
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