今号は、元ボストン・コンサルティング・ジャパン社長・現ドリーム・インキュベータ社長として活躍しておられる堀紘一氏の『どんな「壁」でも突破できる!』(三笠書房)を紹介させていただきます。もっと成長したい方や経営者にお勧めの一冊です。
人間関係万能の基本哲学・・・「汝の欲するものを与えよ」
「こういう場合、自分が相手の立場なら、どういうことを思い、どういうことを欲するか」を考える。また、北風ではなく、太陽になって追い込む方が効果的である。相手のニーズに応えることを常に念頭に置いたうえで話をし、行動すれば、あなたの人間的魅力は増し、狙った魚を確実に手に入れられるようになる。
5つの自分を見直す・・・ノートを一冊用意し、書き出していく。
「自分が知っている自分」「他人が見ているであろう自分」「過去の自分」「未来に向けた自分」「他人から見た自分」
この成長ノートにより毎年一回自分を見直し、改善策を実行していく。
人間力をつける6つのポイント
「反面教師から学ぶ」「立派な手本に学ぶ」「善行を積んでいくことを心がける」「世の中の多様な価値観を知る」「他人の心がよく理解できるようになるツールを活用する」「相手の立場、気持、期待というものを理解する」
周りから信頼される人の6つの特質
「高い志とひたむきな努力」「憎めない欠点をストレートに出せる」「いい私利私欲を持つ」「相手のよさをできるだけ認める」「この人についていけばいいことがある」「公平の原則を働かせながら人間づき合いをすること」
人間力=能力+人間的魅力
ビジネス成功の方程式=差別化X回収エンジン発想
リーダーは心理学を勉強せよ。人を動かせる人が成功する。
メジャーな情報媒体ほど「作為」に気をつけよ。新聞は投稿欄とカコミ記事に大化けのヒントがある。
ビジネスで100パーセント勝ち切るというのは、決して得策ではない。大勝は妬みを買うだけで、そのしっぺ返しが必ずある。巧妙に少しずつ勝っていくのがいちばんいい。
時間を最大限に使いこなす法
「スケジュールを寄せ固める」「コマギレ時間を活用する」「常にメモ用のノートを持ち歩く」「必ず空き時間をつくる」
自己投資法
「ひとつのテーマについて集中的に勉強する」「単行本を毎月最低2冊は読む」「一度は海外に出て自分の足で歩いてみる」「その世界の一流のものに直に接する」「セミナーや講習に根気よく参加する」
人間力を高める6つの会話力
「大事な商談や会議にはあらかじめ言いたいことの要点をメモしておく」「ムダな言葉は使わない」「表現はポジティブを旨とする」「相手の立場に立って言葉を選ぶ」「会話上手の人を徹底して真似る」「自分が何を言うかより相手から何を聞くかを重視する」
仕事力を強化する運のつけ方
「自分の都合だけの頼みごとは極力しない」「他人からの頼まれ事には極力応えてあげる」「ムダな面会や電話をしない」「会う時は必ず相手の役に立つ情報を用意する」「会っても早めに切り上げて帰る」「去り際の美学を心得よ」「お礼の電話は絶対にしない。必ず直筆の文書で」
積極的に自分にとって苦手な嫌な奴と交わることで自分を成長させる。
人の上に立つ人に不可欠な素質
「天才的な能力」「明るい性格」「前向きの思考回路」「直線的でわかりやすい発想形態」「他人の悪口はまず言わない」
リーダーシップにとって致命的な3点
「思いつきで決断しすぎる」「長期的視野がない」「チームワークがとれな い」
リーダーの魅力=3割のカリスマ+7割の思いやり
中国の兵法書「智を使い、勇を使い、貪を使い、愚を使う」
リーダーは、嫌われることを恐れるな。長期的観点から、部下を伸ばすために、相手への思いやりを持って、言わねばならないことは言う。
毎日最低2人の部下を誉めるようにする。
部下に「うちのリーダーは見ていないようで、俺達がやっていることを本当によく見ていてくれる」ような評価の仕方が大事である。
聴く耳を持つ人はヒントに不自由しない。
リーダーにとって大事な5文字・・・「ありがとう」
布施は惜しみ心を退け、持戒は行いを正しくし、忍辱は怒りやすい心を治 め、精進は怠りの心をなくし、禅定は散りやすい心を静め、智慧は愚かな 暗い心を明らかにする。(華厳経)
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