今回は、元熱血教師、現在は、教師と社員教育の会社を運営さ れていらっしゃる原田隆史氏の著書『大人が変わる生活指導』 (日経BP社)を紹介させていただきます。
なかなか計画通りに行かない人、目標達成のための具体的な方 法を、指導体験と実績に基づいて、述べられた本です。
計画は立てるが達成できない人や挫折しやすい人、仕事はうま くいくが家庭で問題を抱えている人、経営者や、リーダーやマネ ージャー、主婦の方々にとても役立つ好著です。是非ご一読下さ い。
1.日本をよりよくする自立型人間を増やすことが目標。その為に は、仕事と家庭のバランスがとれている人、即ち、心技体+生活 のバランスが取れている人を育てることが重要である。すべては、 人間の思いから生まれる。
2.五つの心づくり
a.心を使うーーー目標設定と計画を書いて書いて書きまくる。
b.心がきれいーーー素直、まじめ、積極的で向上心のある状態。 奉仕活動や態度教育で感謝に気付き、心のすさみを取り去る。
c.心を強くするーーー今の自分の力でやれる小さな事を決め、 毎日欠かさずやりきり、継続する。
d.心を整理するーーー過去を整理し、出来ないことは切り捨て、 今後、自分のできることに対してのみ、万全の準備でのぞむ。
e.心を広くするーーー利他的な行動を多くする。
3.すべては日々の習慣で決まる。最重視するのは、「目標達成の ための奉仕活動」とその継続である。生活面の改善は予想以上の 効果をあげる。
4.ルーティーン目標(毎日継続して行う行動。家庭と職場の両方) を決め、毎日チェックする。(○か×のみ。△はなし)
5.小さな事の継続により、家の中が明るくなり、目標に対する強 い執念を育て、仕事において意外なほど、大きな力をもたらした。 (例:朝5時に起きる。妻と会話をする。靴を揃える。野菜をか かさない。腹筋運動と腕立て伏せを15回ずつ。ありがとうを言 う。など)
6.日誌の活用。日誌で、毎日の継続行動をチェックする。個人だ けでなく、会社でも活用する。
7.会社でも清掃活動と奉仕活動が大事で、トップや長から率先し て行うことが重要である。その結果、感謝の心が芽生え、相手の 心にチャンネルを合わせ、気配りのできる自立型人間が育つよう になる。
8.健康管理を忘れてはいけません。健康維持につながる習慣を作 る。イチロー選手は夜10時以降は食べません。
9.人間は、皆死刑囚。有限の時間を生きていることを意識するこ と。今後30年間の人生の理念と目標を作ることが大事。
10.目標達成の秘訣
a.時間軸をきっちりと把握する。最終期日を設ける。
b.目標に幅を持たせる。(最高目標。最低目標。中位目標)(途中経過の目標)
c.注意点:安易に目標を下方修正しない。
11.仕事と生き方のバランスを計る。有形目標のほかに無形目標、 即ち、人格向上目標を持とう。物心両面が大切。例えば、感謝の 気持ちの深い人になる。責任感の強い人になる。家族の誇りにな る。
12.自分の行動ルール(クレド)を持とう。クレドとは、自分の 理念を日常化させるための生き方信条。
13.やる気が最重要。リーダーは他人のやる気を育てる必要がある。
14.心に響くストロークを使おう。
a.肯定的ストローク(ほめる、励ます、信頼感を示す等)
b.否定的ストロークの場合は、全人格否定にならないように、相
手のどの部分に対して否定的なのか、条件を限定する必要がある。
15.大人よ、夢を掲げ、同志をつくり、日本を少しでもより良くし よう。親が子供達に生き方モデルを示そう。
過ぎ去った日のことは悔いず、まだ来ない未来にはあこがれず、 とりこし苦労をせず、現在を大切にふみしめてゆけば、身も心も 健やかになる。
過去は追ってはならない。未来は待ってはならない。ただ、現 在の一瞬だけを、強く生きねばならない。
今日すべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことこそ、 よい一日を生きる道である。(発句経)
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