いじめを初めとして、教育改革が大きな問題となっています。 今回は熊本県立南関高校の衛藤繁校長先生に「教師の一言」とい う演題で現在の学校事情に関して貴重なお話をいただきましたの で、ここにその一部を紹介させて頂きたいと思います。
また、同時に『あとからくる君たちへ伝えたいこと』(鍵山秀 三郎、致知出版社)の要点も紹介致します。教育について、考え る一助になれば幸いです。
学校で人をはかる物差しが、今は学力だけになっている。昔はも っと多様性があった。
必修科目の履修もれ問題は、受験だけが全てという風潮の反映で す。
教師の評価も生徒のテストの成績や進学結果のみになっている。 生徒指導やいじめ対策が上手でも評価されにくい。
教師は忙しい。超過勤務が多い。
昔は先生が生徒に関わる時間が多かった。現在は、書類作りで忙 しくて、生徒に関わる時間が少なくなっている。
少子化に伴う高校の統廃合問題・・・通学の問題もあり、地元で 反対運動もある。(中学との統合も解決策として考えられる。)
生徒への性犯罪も多くなっている。特に女子生徒の登下校は注意。
反抗期がない、非常にいい子は要注意。親に合わせすぎる良い子 は、後になって自殺などの問題がでる場合がある。
本当の愛情不足は必ずつけがくる。子供の頃、可愛がられなかっ た子は、後でどこかで問題が出てくる。
どの学校でも8割の生徒はいい。
問題児
自己評価が低い。精神を強くする必要。
目標がない。やる気がない。
考える前に行動して問題を起こす。心にブレーキがかけられない。
自由の履き違え。権利意識が強い。親が与えすぎる。本当の愛情を知らない。
学習では、考えようとしない子がいる。考える過程が大事なのだ が、答えが出ればいいというだけの風潮がある。受験に必要な解 法一つだけ教えてくれればいい、複数の解法は教えてくれるなとい う親や生徒が増えている。
家庭に望むこと
家庭円満
規律正しい生活
しつけ・礼儀
子供との会話
学校の事に関心を
社会に通用する子供・・・規律・礼儀・責任感・他人とのコミュニケーション能力がある。
伸びる子・・・素直・ひたむき・忍耐力・質問のできる子(何故、考える力)
教師・・・勉強して、生徒に応えられるように。生徒の良さを認めよう。
生徒指導がうまくいっている学校には、情のある先生がいる。
人生は一日一日が勉強。子供が子供自身のための勉強を。
苦労した子の方が、後で伸びるし、うまくいく。
いつも明るく前向きに生きましょう。
人生をよくする三つの幸せ
してもらう幸せ
できるようになる幸せ
してあげる幸せ・・・・人が喜んだ姿、喜んだ顔を見た時に、自分が幸せになります。
成長のきっかけは「なんでもする」という考え方にある。
人を喜ばすことが人生をよくする。どんなささいなことでも、ど うしたら人が喜び、どうしたら人が幸せになるのかというふうに 考えて行動すると、自分の人生もよくなる。
高橋先生の3つの教え
(1)こうだったからこうなった。
(2)こうだったのに、こうなれた。
(3)こうだったからこそ、こうなれた。・・・・幸せな人生
苦しい体験のお陰でよい生き方が身につく。どんなにつらい、苦 しい体験も決して無駄になりません。
よくないと思ったことは、いかにだれから誘われても、どれだけ 誘われても、勇気をもってやめる。
人間は一所懸命、何かを経験しておくことが大切。努力が無駄に なるということは一つもない。
できない理由をいくら探しても、人間はよくならない。できない ことを人のせいにしたり、環境のせいにしていたら、人間は決し てよくなりません。環境がどうあっても、自分のできる努力を積 み重ねることが大事です。
強い心とは我慢できる心です。強い心を養うためには、ルールを きちっと守っていくことが大切です。
一所懸命に掃除をすると気付く人になれる。気付くと感謝できる。 いつも人を喜ばそうと思っている人は、どんどん気付く人に変わ っていきます。
毎日の生活で「三感王」を目指す。
物事に感動する素直な心を持つ。
深い関心を持って、深く感動する心を持つ。
感謝する心を持つ。
自分で小さな3つの目標を決めて、決めたことは必ず自分で守る ようにする。
トルストイ「不幸は不足からではなく、有り余る所から生ずる。 何でも手に入ることは、実は不幸せなことなのだ。」
本当に頭のいい人とは、いつもいいことを考えて、いいことを実 行する人のことです。
心を燃やし続けて、世の中のためになる生き方をしましょう。
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