新年おめでとうございます。
皆様にとって今年も良い年でありますように祈念しております。
新年第一号は、小林正観先生の『この世の悩みがゼロになる』 (大和書房)を紹介させていただきます。この本を読まれて、 是非幸せになって下さい。万人必読の書です。
1.悩み苦しみをゼロにする方法は、「気にならない心を持つこ と」です。その為には、
(a)『思いどおりにしたいという思い』をやめること。
(b)「感じない」「気にしない」自分をつくり上げてしまうこと。
(c)「受け入れる」こと。
2.小林正観さんの所に来る人生相談の98%は、相談する本人自 身の事ではなく、「自分の考えや価値観に会わない人を、どうし たらいいでしょうか?」というものだそうです。自分自身以外の ものを、自分の思い通りにするという考え方を全部やめる。自分 がどう生きるかだけをまず考えましょう。
3.相手をまるごと認める
すべての人間関係は、その人がその人であるという、その事をま るごと受け入れるということが大事です。相手をまるごと認める と楽になるのです。
4.目の前のこと・人・ものを大切にする
余計なことを考えずに、自分が喜びを感じ、他人に喜ばれること を淡々と実行していくことが大事なのです。
人生というのは、投げかけたものが返ってきます。投げかけない ものは返らない。
5.悟りとは受け入れること
一秒目、過去の全てを受け入れる。
二秒目、現在の全てを受け入れる。
三秒目、未来の全てを受け入れる。
同じ現象をいやだ、嫌いだという側面ばかり見ないで、反対から の見方をしてみると面白い。色々なことに気付け、人生が楽しく なります。内観もそのひとつです。
6."must"君から"としこ"さんへ変身!
"must"君とは「ねばならない」ものを沢山背負って生きている人。
"としこ"さんは「とらわれない。しばられない。こだわらない」人。
この世にmustや雑用という仕事はない。他人の「元気」や「幸せ」 を祈る、念を込める手段として、日常のすべてが存在していると 考えると良い。
7.150%の投げかけ
「給料が安い」と不平を言い、それだけの仕事しかしなければ、 おそらくそれだけのものしか返ってきません。100やってくれと 言われたことに対して120返す。150返す。その余分に返したも のが、結局は自分の人生を組み立てていくことになるようです。
8.投げかけたものが現在をつくる
今、目の前に起きている現象は過去の集積である。 まず、感謝をしてみましょう。まわりの人に、家族に、社員に、 商品に。
9.執着がなくなった人のことを、「ほどけた人」と呼び、そ れが「ほとけ」の語源。「こうでなきゃならない。どうしても こうなってほしい。」ではなく、軽く「そうなるといいな。嬉 しい。楽しい。」と思うとよい。
10.人間の「あ・か・し」
(a)当たり前
「雨が当たり前」「思いどおりにならなくて当たり前」と思う
と、色んな事が楽しく、喜びが多くなる。
(b)感謝
現象をなるべくプラスに評価する。感謝され喜ばれる側にまわ
ってみる、実践してみるようにすると、喜びや、幸せが多くな
る。
(c)神秘性
自分の無限の可能性を毎日発見していくようにすると、楽しみ
が増える。
11.「現象は中立」という世界に、色をつけている「私の心」
絶対的な世界があるわけではない”中立”の世界で、それを 「悲しい、嬉しい。好きだ、嫌いだ、・・・・」と、とらえて いるのが「私の心」なのです。
その”中立の現象”を、できるだけ「嬉しい、楽しい、好きだ、 ・・・・」ととらえれば、今日以降はすべて幸せになります。 天国も、地獄も、青い鳥も幸せも、『全てあなたの心の中、 受けとめ方次第』なのです。受けとめ方が最も重要なのです。
12.どんな状況の時にも腹を立てない。怒らない。イライラし ない。常に「ありがとう」を言い、常に出てくる言葉が肯定的 であり、常に言動が人を和らげたり、穏やかにしたり、励まし たりする。
と同時に、トイレ掃除、水回り、風呂、洗面所をトコトンきれ いにする。こういうことを、ただひたすらやり続けている「実 践者」のことを「人格者」と言います。
13.人格者にも落とし穴がある
「なぜ、他の人はそうならないのか。」と他を責めるという落 とし穴です。悪魔の好む、憎しみや怒りが生まれます。
「正義感」と「使命感」は、自分の中に感じ、自分に課して生 きていくだけでいいのです。あまり振り回すと、周囲の人が迷 惑し、本人自身が損をするのです。
14.男はガキ大将、女は母親
夫が好きでやっていることを、「わあ、素敵。わあすごい。」 ともてはやしていると、その夫はどんどん伸びます。
妻を「愛している」ことを言葉や行動で表現しましょう。夫婦 仲がいいと全てがうまくいきます。
親の方が器を広げて子供を丸ごと受け入れ、出来るだけ誉めて、 喜びを与えつつ伸ばしましょう。
15.お金が入る方法
自宅だけでなく外の分も含めて、トイレ掃除を一生懸命にする。 不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言わない。宇宙に対し て、恨み言、呪い言、憎しみ言を言わない。避難、攻撃、中傷 をしない。いつもニコニコしていて、自分が喜ばれる存在であ りたいと思いながら生きている。
「お金が必要な時には来るだろうし、ない時はないということ だろう。」とお金に執着していない。「どうしてもお金がほし い」と思っている人にはお金は入って来ず、「お金が入ってこ なくてもいい」と思っている人にはお金が入ってくるのです。
16.貧乏神と福の神は同じ神様
自分の為にだけにお金を使う人には貧乏神が、人の為にだけに お金を使う人には福の神がついている。お金は皆のものと思っ て、みんなに喜ばれるような使い方をしたいと願っていると、 仏さまは聞いて下さるようです。
17.強い立場になればなるほど、気をつけること
嫉妬心、自己顕示欲、復讐心の3つ。逆の「随喜功徳(人の喜 びを共有し、我が事のように喜ぶ)」で、徳を積むとよい。(終)
信ずることによって仏と一体になり、我という思いを離れている から、わがものを貪(むさぼ)らず、したがって、生活に恐れが なく、そしられることをいとわない。(華厳経第22、十地品)
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