今回は、小林正観先生の『心がなごむ秘密の話』(宝来社) (副題:力を抜いて生きる実例集)を紹介させて頂きます。 読まれるとなんとなくホッと致します。忙しい方ほど必読の本 だと思います。
(1)「喜ばれるように生きる」と出会う人が味方になり、友人になっ てくれます。
(2)人生とは、味方をつくる日々なのです。味方をつくる日々とは、 自分が上昇志向になって、一生懸命に自分の尻を叩いていくこと ではありません。目の前に存在する一人一人に、「私の力ではと ても及ばない状態で生きている。皆さんのお陰で生きているので す。ありがとう」と言って、頭を下げていくと、人生はそれだけ で勝手に進んでいきます。
(3)周りの人に怒鳴りまくっている人に対して、仏様は言うことをき かないでしょう。支援してあげようと思わないのではないでしょ うか。もし、その人が、妻にも子供にも周りの人にも怒鳴らない で、自分にはこんなに良い家族や良い友人がいたと気が付いて、 「ありがとう」と言い始めると、突然に妻や子供、友人達が味方 を始めます。そういうのを見ている仏様も味方につくのです。
(4)努力は関係がない。
神仏が見ているのは、目の前の現象を受け入れているかどうか。
不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句・否定的な言葉で、宇宙の
現象を評価・論評しているか、そうでないかだけのようです。
「あれが欲しい」「これが欲しい」「あれを実現する」「これを
達成する」というのではなくて、『自分がいかに喜ばれる存在に
なるか』だけを考える。そして頼まれごとを引き受けたら淡々と
やっていくと、宇宙からものすごく応援・支援がくるという構造
になっているようなのです。
(5)幸せや不幸は全部人との比べ合いから始まっています。幸・不幸 というのが、宇宙的に存在しているわけではない。比べる心、競 う心、戦う心、争う心から全部始まっています。それをやめれば、 いきなり幸せが手に入るのです。
(6)問題は二つ、現象と感情は別
起きた事と、自分の感情(辛い、悲しい、嬉しい等)は別なもの
です。本来ありとあらゆることは宇宙的には全部中立で、色々な
想いや感情はついていないのです。その現象を否定しているから、
辛かったり悲しかったりするのであって、その現象を受け入れれ
ば、どこにも悩み苦しみは存在しないのです。
(7)不登校
子供が不登校になったという事実がひとつ。それについて、母親
が気に入らないと思っている感情が一つ。問題は別なのです。子
供の不登校を受け入れれば、何も問題はありません。受け入れな
いから、その事実を苦しいと言っているだけなのです。
(8)マザーテレサ
「私は、最後の最後に、この人達に、『人間として生まれてきて
よかった。この世に生をうけてよかった』と言って死んでいって
もらいたい為にやっているのです。この人たちの命を助けたいと
思ってやっているのではない。」マザーテレサは、助けようと思
ったのではなく、最後の瞬間を「人間として生まれてきてよかっ
た。本当に幸せだった」と思わせて、天国の状態にしたかったの
です。これを「受け入れる」と言います。
(9)他人を変えることはできません。私が私を変えることだけはでき る。私がどう生きるかだけなのです。自分がニコニコと生き始め ると、共振共鳴という形で、周りが勝手に変わっていく可能性が あります。「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありが とう、ついてる」と言って、タ行淡々と、ナ行ニコニコと、ハ行 ひょうひょうと、マ行黙々と、生きていくことができたら、その 影響力は影よりも光の方が強い。どんなに暗い人がいても、自分 が周りを明るくすることが可能なのです。
(10)思い通りにならないのは、「思い」があるからです。「思い」を なくして、自分が頼まれてやるはめになった事については、何も 考えないで、「はい、わかりました」と言いながらやっていけば よい。そう思っている人はストレスがたまらない。すると楽に生 きることができます。
(11)ありがとう探し、幸せ探し
先に「ありがとう」を100回言うと、脳はありがとうの合理的
な理由探しを始めるのです。「ありがとう」を言った人は、一日
中ずっと「ありがとう探し」をして、脳が「ありがとう」に満ち
溢れながら一日を終えることになります。同じように、「あー、
幸せ」を沢山言うと脳は幸せ探しを始めます。私達は、目の前の
現象をどう思うか、どう感じるかであって、幸せという名の現象
が宇宙に存在するわけではありません。
(12)トイレに「きれいに使って下さってありがとう」という貼り紙を してあると、まだ使っていないのに、この貼り紙が目に入ったと たんに、この言葉に応えないと合理的な答えにならないので、き れいにして出てくることになります。
(13)「ありがとう』という言葉は、心を込めなくても、言っただけで すごい効果があります。感謝の心というのは、”謙虚さ”なので す。
(14)人間関係においては、すごく不機嫌な人、投げやりな人、非常に 否定的な人、攻撃的な人がいます。そういう、自分にとって、つ らい立場の人がいます。それは、決して悪い存在ではなくて、自 分を高めてくれる為の素晴らしい人なのです。
(15)私達は、幸せの真っ只中に居るのにそれに気が付いていない。悩 み苦しみは執着から生じているのです。
(16)もともと、人間は大したものではありません。「自分が大したも のではない」と思っていたら、誰かが何を言っても動じません。 「バカじゃないの」と言われたら、「そのとおり、バカなんです」 と答えれば、どこにも問題が生じません。
(17)私のテーマは普通の人であり続けること。普通の人である限りは しゃべってもいい。普通の人でなくなったら危ないので、講演は やめる。自分がひとかどの人物であるという傲慢さが出てくると 危ない。謙虚である限りはしゃべってもいい。
(18)「正観さんと会って、どんなことがあっても動じなくなりました」 と言われることが、とても嬉しいことです。良い事が起きている わけではない。起きている事は全部中立なのです。「それを自分 が楽しく感じるようになりました。逆に、何がおきても怒鳴るよ うなことがなくなり、どんなことが起きても動じなくなりました。 一喜一憂しなくなりました」というのが、本当に現象がとらえら れてきたということです。
(19)「結婚して」と言われた人に対して、手を合わせて、「私などを 選んでいただいて、ありがとうございます」と言って結婚した場 合は、感謝の心があるので、長続きするようです。自分のわがま まや自我で結婚した場合は、自分が中心にあるから、自分が相手 を嫌いになると離婚することになります。
(20)お金の使い方の宇宙法則では、まず出るほうが先。自分のわがま まのためにお金を使うのではなくて、喜ばれるようにお金を使う と、倍返しで返ってきます。一番良い方法は、トイレ掃除をする こと。トイレ掃除をしていると、お金のことも含めて、自我がど んどん詰まらなくなっていって、面白いことに自分が好きになっ てきます。どんなにお金が入ってきても、普通の庶民の生活を淡 々と続けていくことが大事。普通の庶民と違うことにお金を使い 始めると、宇宙はこの人にお灸を据えなくてはいけないという動 きになる。
(21)皆さんが悩み苦しみを持っているのは、ほとんどが何かの狙いや 目標を設定しているからなのです。目の前のことを受け入れるこ と。これが悩み・苦しみ・煩悩がなくなるコツなのです。すると 幸せが手に入ります。幸せに囲まれていることに気付くのです。
(22)宇宙を味方につける方法は、どんな時も不平不満・愚痴・泣き言 ・悪口・文句を言わないこと。「これは不幸のように見えるが、 幸福の前半分の現象だ」と思える人を、宇宙さんは気に入るみた いです。
(23)今やる羽目になったことを、文句・不平不満・愚痴を言わないで、 誠実に淡々とやるだけです。それと同時に、掃除と笑うことと感 謝することをずっとやっていくと、それだけでOKのようです。 そうすると次のステップに進めます。宇宙はそういう人を支援す るようです。
白象は、「仏と成ったら、まず、あなたの心の中にある、貪(む さぼ)り・瞋(いか)り・愚かさという三つの毒矢を抜き去るで あろう。」と誓った。(雑宝蔵経)
*あなたも メールマガジン「幸福ニュース」を購読しませんか。費用は、無料です。 下記に登録するだけで、E-MAILで毎月3回自動配信されます。 メールマガジン登録 メールマガジン解除
|
|