今回は一週間お世話になり、本当にありがとうございました。
当初はなかなか内観に集中できず、仕事はうまく流れているだ ろうか?家族は元気に過ごしているだろうか?そんな事ばかり考 えたり、途中居眠りしてしまったり、そんな状況でした。
このような状態から自分自身が抜け出したと感じ始めたのは、 妻に対する自分を考えていた、多分内観4日目であったと思いま す。
その中日の夜に文書が配られ、それを読んでいくうちに、初日 から面接で先生に対してお答えしてきた「して返した事」は、ほ とんどが自分の為であったことに気付かされました。
それからというもの、「して返した事」がなかなか発見できま せんでした。一つたりとも発見できない時期もありました。これ までいかに自己中心的に生きてきたかということの裏打ちであっ たのではないかと、今になって思います。
逆に自分では気付かないうちに、何かして返してもらっている と感じている人がいて欲しいという願望もあります。それでは自 分が救われないと思うからです。
これまで両親はもちろんたくさんの人に迷惑をかけ、お世話に なり生きてきました。その中でも結婚してまだ4年しか経ってい ないにもかかわらず、妻にはずいぶん苦労や迷惑かけてきたこと に気付かされました。
最近ではケンカどころか、言葉をかわすことも少なくなり、自 然にでてくる笑顔もお互いにないような気がしております。実際 に私が納得すれば、すぐにでも離婚という状態です。正直、私の 中で夫婦の絆をつなぎとめていたものは、長男次男の存在でした。
妻は彼女自身の言いたいことを全部私にぶつけてきてくれてい るのですが、私はうまく受け止めたり、聞き入れたりすることが 出来ておりませんでした。本当に情けなく思います。
家に帰って、今回の内観で少しは変わる事が出来たであろう自 分を見てもらおうと思います。
具体的にどうするかはうまく言えませんが、とにかく感謝の心 を言葉で行動で、表現していこうと思います。
それから、現在の自分があるのは、両親のおかげであります。 この世に誕生させてもらってから今日まで、日常生活はもちろん、 何よりも大きな心で暖かく見守って下さいました。
にもかかわらず、口では軽く感謝と言ってはみるものの、本当 の「感謝」の意味がまったく分かっておりませんでした。
今回の内観を通して、ほんの少しは「感謝」に対して触れるこ とができたと思うので、「して返して」いく気持ちをもって、接 していければと考えております。
最後になりましたが、一週間規則正しい生活を送らせて頂き、 体調がすごく良くなりました。節制ができたお陰もあります。生 活のリズムを作っていくこともすごく大切であることにも、改め て気付かされました。
先生をはじめ、食事を作って下さった方々、お風呂の準備、掃 除をして下さった方々、大梵鐘をついてくださった方、お経をあ げて下さった方、全ての方々に本当にお世話になりました。あり がとうございました。「感謝」の気持ちで一杯です。
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