今回はめずらしい経歴の人が書いた本から、幸せになる方法をを紹介させていただきます。著者のテンプルトン氏は投資家として成功され、現在は慈善事業や、幸福になる方法を研究することに力を入れておられる方です。
幸福を求める人は幸福になれない。喜びを失うのは求めるからである。長続きする幸福を手にする第一の条件は、人生が目的であふれていることです。真の幸福とは、何かを求めたり、日々の多種多様な活動で、人間のすべての力を健全に使ったりすることで見つかるものです。
幸福も成功も、それ自体を目的として追い求める人ではなく、与えられた仕事で抜きん出ようと努力する人に与えられる。また、だれかが幸せになるよう手助けをする人に、幸福はやってくる。
チャールズ・H・バーの言葉 「幸福を得ようとする者は幸せを得られませんが、人に与える者は得ることができます。あなたのもつものを少し分けてあげるだけでよいのです。たとえばそれは、思いやりのある行為だったり、苦しいときの手助けやアドバイスだったり、あるいは相手の気持ちを理解してあげたり、何でもかまわないのです。あなたの知性のなかから何かを取り出し、心からの親切心でそれを包み込み、相手の知性や心に、ただ与えるのです」
成功者の美徳のうちもっとも目立つのは、責任感、活力、勤労、熱意、根気である。
成功するもっとも確実な方法は、優れた手本から熱心に見習うことだ。手本は親でも教師でも友達でも仕事仲間でもよい。
「賢人は目的を持つ。凡人は願望を持つ。」(ワシントン・アービング)
『人生を活かす法則』
1.誠実であること。
2.信頼があること。
3.信義に厚いこと。
4.忍耐強いこと。
5.熱意があること。
6.エネルギーに満ちあふれていること。
7.謙虚であること。
8.人を喜ばせること。
9.与えること。
10.人から学ぶこと。
11.心から喜ぶこと。
12.利他主義に生きること。
質問の上手な人は出世が早い。成功者は、助言を与えるよりも求める方が圧倒的に多い。
若者は小遣いをみずから稼ぎなさい。子供に6才から働くことを教えなさい。家の手伝いをさせなさい。
優秀な重役たちおよびもっとも利益を上げている会社を運営している者は、思慮深く長期的な観点から考えて発言する。やっかいな問題を提起するときは、決まって事実を示す。一方、未熟な役員たちは、反対や異議を申し立てたあとに、事実が間違っていたことが証明されたりする。事実を把握しておくこと。ものをいうのは、考えてからである。そして、激情を抑えて、発言するのだ。
成功と幸福を手に入れるためには、有益な目的が達成される場合を除いて、けっして論争を挑まないことだ。
多くの成功者とかかわってきた経験からテンプルトンは、「怒りは後ろ向きの感情であり、私たちの人生から消し去るべきだ」と悟った。怒りは知的な感情表現ではない。むしろコミュニケーションを損なう破壊的な力を発散させることが多い。
一般に成功する人たちは、人に対して怒りではなく、敬意をもって接する。彼らは対立よりも、和解を求めるのだ。
あなたも怒りを感じたときは、次のように考えるべきだ。「彼らは正しいと信じていることを行っている。賛成する必要はないが、彼らの行動にも根拠があるのだろう。」悪いニュースを聞いたばかりかもしれないし、気分がすぐれないのかもしれない。
彼らの怒りには、愛と理屈で応えるのが正しい。怒らせるのでなく、喜ばせるのだ。怒りでいちばん傷つくのは、ほかのだれでもなく、自分自身なのだから。怒りは何も生み出さない、否定的な感情なのだ。
『運が訪れる人』
熱心に努力し、情報を集め、注意深く計画を立てる人
つねに好機に注意を払っている人
常識と想像力をはたらかせる人
計算できるリスクを負う意思のある人
忍耐強い人は宝くじの当選者よりも稼ぐ。
誠実に仕事に取り組む人に仕事をお願いする。誠実に仕事に取り組む人が勝ち残る。
「もう1オンスの努力」・・・わずかな努力の違いが明暗を分ける。
心を無にするのではなく、よいことで埋めつくそう。心の中をあなたが正しくて生産的だと思う思考で限界まで埋めてしまえば、悪い考えが入る隙間がなくなります。締め出すのは、ねたみ、恨み、憎しみ、強欲、自己中心主義、破壊的な批判、復讐心などです。逆に感謝、愛、奉仕、目標などに集中し、それらで心を一杯にすれば、幸福に近づくのです。
『祈りには効果がある』
頻繁に祈る。
あなたの言うことや行うことが、すべての人々のためになるよう祈る。
祈りは必ず「私の意図ではなく、宇宙の摂理のままに」という言葉で終えたほうがよい。
すべての恩恵に大いに感謝する。
(あなたがもっているものに感謝するのです。一日を始める時、5つあるいは、10の恩恵を思い浮かべるのです。それをいつもしていれば、あなたの1日がより有益に建設的になるでしょう。)
与えなさい、そうすれば、自分も与えられます。できる範囲の手助けでいいのです。(終)
たとえ仏性があっても、仏性は煩悩の泥の底深く沈んで、成仏の芽を吹き出し、花開くことはできない。貪(むさぼ)り・瞋(いか)りの煩悩の逆巻く中に、どうして仏に向かう清い心が起こるであろうか。(大般涅槃経)
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