「鳥獣対策」
最近稲の穂が下がり始めた、と同時に、籾を食べにすずめが遣ってくるようになった。
2ヶ月前トウモロコシを食べに来たカラスや鳩には効果があったので、釣り糸(テグス)を張って予防した。しかし、すずめには一向に効果がなかった。
次は風に吹かれてキラキラと光るテープを張ってみた。これは効果があったが、わずか一日だけであった。3度目は、田んぼの両端に6メートル幅の薄い網を被せた。幸い今の所は来ていないようだ。
先月は田んぼとからいも畑にイノシシ避けの海苔網を張った。昨年8月29日にイノシシが農苑の隣の田んぼを荒らしに来たからだ。
近年熊やサルなどが田畑の農作物を荒らしたり、人を襲ったりというニュースを良く耳にするようになった。人間は色々な道具を使って彼等を捕獲したり、撃退したりすることが出来る。
しかし、動物の側から考えれば、人間が森林等を切り開き、彼等の生活環境を狭めてしまったが故に、人間の生活圏に出て来ざるを得なくなったのではないだろうか。根本原因は地球を我が物顔に使っている人間の側にあるようだ。しっぺ返しは自然の摂理である。
秋になりこおろぎたちはかぼちゃを食べて元気に大合唱。トノサマガエルをくわえて走っていくイタチや、オスを食べるメスの蟷螂(カマキリ)など農苑は食物連鎖の博物館のようである。理想ではあるが、人も動物も虫も共存できる農場になればいいなぁと考えるこの頃である。(農苑長 平野)
眼を開けば、どこにでも教えはある。同様にさとりへの機縁も、どこにでも現れている。(首りょう厳経)
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