今回は、工学博士の五日市剛氏が、25才の時にイスラエルを旅行し、その時あったユダヤ人のおばあさんに教えてもらった2つの言葉で、運がよくなり、仕事も家庭も順調にいきだし、成功したというお話です。是非ご一読下さい。
お話A)魔法の言葉
おばあさん「ツキを呼び込む魔法の言葉があるのよ。これさえ唱えていれば、誰でもツキっ放しになるわよ。」「誰でもよく使う言葉なんだけど、二つあってね。一つは『ありがとう』、もう一つは『感謝します』」
「『ありがとう』という言葉は、何か嫌なことがあった時に使うといい。不幸の鎖が断ち切れちゃうのよ。それだけではなく、逆に良い事が起こっちゃうの。「災い転じて福となす」という言葉があるでしょう。どんな不幸と思われる現象も、幸せと感じる状況に変えてくれる。絶対にね。だから、『ありがとう』という言葉はね、魔法の言葉なのよ。」
それから、「そうねえ、何か良いことがあったら、『感謝します』と言ってみましょう。この言葉はとても便利でね。たとえまだ起こっていない未来のことでも、『明日、晴れました!晴れさせて頂き、感謝します』とか、『一週間後、○○○に合格させて頂き、感謝します』とイメージしながら言い切っちゃうと、本当にそうなってしまうのよ。何の疑いも不安も心配もなく、力まずに自然とそう思い込めればね。」
きたない言葉を言うとツキが吹っ飛んでしまう。きれいな言葉を使いましょう。
人の悪口を言ってはいけない。人を怒ってもいけない。ツキが逃げてしまう。
お話B)運が良くなる魔法の言葉
研究部門の課長となりました。大勢の部下がいましたが、その中に一人、気になる部下がいましてね。名前をAさんとしましょうか。
優柔不断で、あの人のやる仕事は絶対にうまくいかないと皆に思われていました。Aさ ん自身も全然自分に自信がなくて、だけど彼は、人間的にはとても良い人でね。僕は好きだったんですよ。ただ、誰もAさんをフォローする人がいなくてね。
ある日、Aさんに、ちょっとした質問と提案をしてみました。
「ねえ、Aさん、ご自分は運の良い人生を歩んできたと思います?」
「え?そうですね。どう考えても運が良いなんて思えませんね」
「そうか。ひとつお願いがあるんだけどね。毎朝ロッカールームで会うでしょ。そのとき、『ツイてる?』って聞くから、『ツイてます』って応えてくれないかな。帰りも同じように。」Aさんは、上司の課長のお願いだから「しょうがないな」という感じで、一応了解してくれました。
翌日の朝、「Aさん、おはよう。どう、ツイてる?」
「え? あっ、はい、はい、ツイてますよ。」と、少しイヤイヤながらという状態でした。夕方も声をかけるのですが、まあ、最初しばらくはこんな感じだったんですね。
でもね、毎日毎日やっていますとね、Aさんも慣れてきて、「はーい、ツイてますよー」と楽しく言えるようになったんですね。
さらに、その理由を付け加えるのです。「今朝、妻がつくってくれた朝ごはん、おいしかったなー」「今日、業者さん、頼みもしないのに、気の利いた物を持ってきてくれましてね」というような感じで、「ツイてる、ツイてる。どうしてかというと」と、ツイてたことの理由付けがだんだんできるようになってきました。
そうしたら、いろいろと彼の身の回りに起こる出来事がどんどん変わってきたのです。彼が僕のもとに来たのは四月なのですが、八月過ぎた頃、彼が開発担当していたものでびっくりするようなデータが出たのです。さらに、十月を過ぎましたら、なんと、世界ナンバーワンの素晴らしいデータが出てしまった。誰も到達したことのない品質のものができてしまったんです。
彼には優秀な部下が二人も付き、試作した製品もできました。その後のことは言うまでもなく、ますますうまくいきましてね。大口のユーザーからは「製品の評価をしたいからどんどん持ってきてくれ!」と言われ、海外に対しての輸出の検討も始まりました。世界中に供給すればシェア百%です。だって、他のメーカーはマネできませんからね。スゴイですよ、本当に。もちろん、特許は国内外に出願しました。
以前の彼は、いかに早く家に帰るか、そのことばかり考えていました。会社にいたくなかったんです。だけど、彼は自分の仕事に情熱を持つことができました。いくつかの目に見えない壁を乗り越えることができたんでしょうね。
では、いったい、何が彼をここまで変えたのでしょうか? もちろん、僕は彼に「ツイてる?」なんて、もう聞いていません。彼は、いつ、どこでも、「ツイてる、ツイてる、ツイてる、ツイてる……」がログセとなりました。「もー、うるさい!」って言いたくなるくらい自然と出てくるようです。
”出来事の肯定的解釈”
あらゆることは、どのようにも解釈できる。その解釈の方向が肯定的か否定的かということで、まず、「運の強さ」が決まると言える。
心の持ち方は大事です。でも、もっと大事なのは、”言葉の使い方”です。どんなことを口に出すかで、目の前の状況が変わってくるし、あなたの心も変わってきます。
聖書(ヨハネによる福音書第一章)
「初めに ことばがあった
ことばは 神と共にあった
ことばは 神であった
このことばは はじめに神と共にあった
すべてのものは これによってできた
できたもののうち 一つとしてこれによらないものはなかった
このことばに 命があった」 (終)
信のある者は、耳に聞こえるどんな声でも、仏の教えとして味わい、喜ぶ智慧が得られ、どんなできごとでも、すべてみな因と縁によって現れたものであることを知って、すなおにこれを受け入れる智慧が得られる。(華厳経)
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