この一週間は、私自身にとってとても貴重な体験でした。最初 は娘の事だけを考えて内観を考えていましたが、娘と一緒に内観 に参加させていただいた事によって、今まで見えなかった私自身 と娘の心の変化を感じ取る事が出来ました。
平凡な日常生活を忙しく過ごしていた中でも、自分自身を年数 で区切りをつけて思い起こすと、こんなにも一人の人からお世話 になった事があるのかと、つくづく思いました。
内観を受けさせて頂くと、自分自身お世話になった事はたくさ んあるのに、して返した事を考えてみると、あまりないように感 じました。
これからの生活の中で、私自身がその人にして返した事が何か、 自分自身を考えてみた時に、答えられる様な日常生活を送りたい と思います。
特に、主人には、私の父の事では、父が亡くなるまで主人の優 しさに甘えていた事に気付かされました。
また、娘が家出を繰り返していた時は、主人と娘の事を心から 話す事が出来、また一緒に悲しんだ事は、私自身の心の支えでし た。これからは、主人に対して、私自身がして返す事とは何かを 考えてみたいと思います。
私自身を内観を通して、自己を見直す事ができ、気付いた事は、 今後の自己の目標でもあります。これからの私がして返す事の出 来る事は、主人の母や祖母に対して、何が出来るかを考える事だ と思います。
主人の母の生い立ちを知った上で、実母や父の愛情を受ける事 のなかった母の悲しくつらい気持ちを母の立場にたって考えてみ たいと思います。そんな母の気持ちを私自身が受け止めて、祖母 や母の介護や老後をお手伝いさせて頂きたいと思います。
私の主人は、母が信仰する宗教にとても反対しています。しか し、私は母の生い立ちを考えてみれば、何かにすがりたい母の気 持ちが、内観を通して、とても良く分かるような気がしました。
生後まもなくして実母を亡くした事は、やはり、幼少から心の より所が母には無く、それを求めたところが、今となっては、宗 教が唯一の心のより所となたのだと思いました。
母から、宗教をとってしまったら、母の心のより所を奪ってし まう様な気がします。今後は、主人とも母の信仰についても、話 を進めていきたいと思います。
祖母についても、母の生い立ちからすると、一緒に住めない気 持ちも、私なりに理解できるので、母の気持ちを優先し、どのよ うな介護を祖母に対して望むのかを、母とも相談しながら考えて みたいと思います。
今までの私だったら、母や祖母について、これ程考えてもいな かったと思いますが、主人について内観してみただけで、主人の 母や祖母についてまで考え、気付く事ができました。
まだまだ、考えなくてはならない事は、たくさんある事と思い ます。私自身を見つめ直す事で、娘の将来が良い方向へ向かう事 を願います。
そして、内観を通して、私自身が毎日いろんな人からお世話に なり、生かされている事に感謝したいと思います。
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