鹿児島の南日本新聞では、本人が書く{死亡広告の予約制度}があります。キャッチ・フレーズは{自分の言葉で綴る、感謝のお別れ広告}です。日本内観学会会長の竹元隆洋先生の発案に基づき、南日本新聞が慎重に検討した結果、生まれたものです。
生前に自分の墓石を立てる人はいますが、死亡告知は人まかせです。お世話になった多くの人々に自分の言葉で御礼を述べられるように、生前に自分自身の死亡告知を書き、それを広告と同じように事前に料金を払って新聞社に予約し、死んだ時に掲載してもらうのです。
実際に{死亡広告}を予約しなくても、自分で書いてみるといろんな発見がでてきます。自分の一生を振り返り、多くの人にお世話になっていること、生きているのではなく、生かされていることに気付きます。また、当然、{自分の死}についても考えます。その結果、現在の一日一日を大切に生きようとする意識が強くなるそうです。
また、小学生に{死について}教える授業をしている先生もいます。鹿児島県大隅町立笠木小の吉田康孝先生です。まず、{生命の尊さ}を教え、その後で死について教えるそうです。そうすると、自分の将来の夢や希望がある子供の数が増えるそうです。
{メメント・モリ}(死を思え)という言葉がありますが、死を認識することでよりよい生を求めようという教えです。{死}について考えると、この一瞬一瞬がとても大切に感じられ、よりよい生につながるということです。
特に現在の子供達は、家で人が死ぬのを体験する機会がほとんどありません。{死}について考えることで、生き方が変われば、いじめなども減るのではないでしょうか。
次は大阪の竹下様が、ご友人からいただかれたものを紹介いたします。 ドイツに環境の勉強にいかれた学生の方から送ってきたものだそうです。
次のような銀行があると、考えてみましょう。
その銀行は、 毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれます。 同時に、その口座の残高は毎日ゼロになります。 つまり、86,400ドルの中で,あなたがその日に使い切らなかった金額はすべて消されてしまいます。 あなただったらどうしますか?
もちろん、毎日86,400ドル全額を引き出しますよね。
私たちは一人一人が同じような銀行を持っています。
それは時間です。
毎朝、あなたに86,400秒が与えられます。
毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。それは、翌日に繰り越されません。それは貸し越しできません。
毎日、あなたの為に新しい口座が開かれます。
そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。
もし、あなたがその日の預金を全て使い切らなければ、 あなたはそれを失ったことになります。
過去にさかのぼることはできません。
あなたは今日与えられた預金のなかから今を生きないといけません。だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。そして、そこから健康、幸せ、成功のために最大のものを引き出しましょう。時計の針は走り続けてます。
今日という日に最大限のものを作り出しましょう。
1年の価値を理解するには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。
1ヶ月の価値を理解するには、未熟児を産んだ母親に聞いてみるといいでしょう。
1週間の価値を理解するには、週間新聞の編集者に聞いてみるといいでしょう。
1時間の価値を理解するには、待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。
1分の価値を理解するには、電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。
1秒の価値を理解するには、たった今、事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。
10分の1の価値を理解するためには、オリンピックで銀メダルに終わってしまった 人に聞いてみるといいでしょう。
だから、あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。
そして、時は誰も待ってくれないことを覚えましょう。昨日は、もう過ぎ去ってしまいました。
明日は、まだわからないのです。
今日は与えられるものです。
だから、英語では今をプレゼント(=present)と言います。
今週は、ナショナルフレンドシップ週間(友情の週間)です。 友だちはとても貴重な宝石です。
それは、あなたに笑顔と、成功するための勇気を与えてくれます。
それは、あなたのことを聞いて、あなたを誉めて、あなたへ心を開いてくれます。
だから、あなたの友達に、どれほど心に留めているかを示しましょう。
このメッセージを、あなたが友達だと思う人に、送りましょう。 そして、もしこのメッセージが戻ってきたら、あなたは友達の輪を持っています。
素晴らしいナショナルフレンドシップ週間(友情の週間)になるように祈っています。
この話を読んで感じましたことは、{死刑囚と無期囚}のことです。死ぬことが分っている死刑囚は目が輝いています。まず死刑がない 無期囚は、目がよどんでいるそうです。
常に死を意識して、一瞬一瞬を精一杯生きていきたいと思う毎日です。合掌
限りあるいのちを持ちて
限りなきいのちのひとを
恋いたてまつる
いきとし生けるもの
いつの日か終りあり
されど終りなきひと
いますなれば
一日のうれしかりけり
一世のたのしかりけり
世は無常であり、生まれて死なない者はない。今わたしの身が朽ちた車のようにこわれるのも、この無常の道理を身をもって示すのである。
弟子達よ、今はわたしの最期の時である。しかし、この死は肉体の死であることを忘れてはならない。
仏の本質は肉体ではない。さとりである。肉体はここに滅びても、さとりは永遠に法と道とに生きている。だから、わたしの肉体を見るものがわたしを見るのではなく、わたしの教えを知る者こそわたしを見る。(長阿含経)
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