答えはもう明らかですね。地球上のすべての生物は生きられません。つまり私達も生存不可能なのです。ということは、私達は、太陽や空気や水のお陰で『生かされているのです。』また、沢山の人々のお世話にもなっています。自分一人だけで生活に必要なすべての物を作りだして生きている方はいないと思います。（だって太陽や地球を造った人間なんているはずがありませんね。）

　つまり、私達は自分一人の力だけで「生きている」のではなくて、多くの物、多くの人々の力によって『生かされている』のが、本当の姿なのです。そしてこの事に気付けば、自然と『感謝』の気持がわいてくるのではないでしょうか。

　小林正観師が面白い「幸福になる方法」を提唱されています。それは、『ありがとう』を称えるというものです。声にだしても胸の中でもかまいません。早く称えてもかまいません。

　そして自分の年令Ｘ１万回を超えた時、第一段階の奇跡が起きるそうです。望んでいたことが実現するのです。さらには年令Ｘ２万回、年令Ｘ３万回と、年令Ｘ万回ごとに次の段階の奇跡が起こり、本人だけでなく周りまでいい現象が起こるようになるそうです。

　逆に、常に「イヤだ」「嫌いだ」と思っている人には、いやなことが起こりやすくなるのが、宇宙のシンプルな真理だということです。

　「とても自分にはできないよ」と難しく考えないで下さい。『ありがとう』を一日１００回称えるのは、どなたでもできることではないでしょうか。一日１０００回もそんなに難しくはありません。通勤電車の中や、掃除をしながらでもできることです。１日１００回だと１年で３万６千５百回、１日１０００回だと１年で３６万５千回にもなります。幸せになりたい方は、今日から是非お試し下さい。

人は唯一人では生きられない。多くの人や物にささえられ、生かされることによって、生きている。その恩にむくいる唯一つの道は、人を生かし物を生かすことである。合掌

　賢い人は常に感謝の気持を持ち、直接自分に親切にしてくれた人だけではなく、すべての人に対して思いやりを持つことによって、感謝の気持を表そうとする人である。（パーリ、増支部）