雪印乳業の乳製品食中毒が大問題となっています。乳製品トップの会社のずさんさにあきれておられる方が多いと思います。
リストラで人員が足りないとか、いろいろ理由はあるでしょうけれども、食品製造会社として、一番大事なことは何か、その基本を忘れていたのではないでしょうか。
コピーマシーンの販売会社の方の話ですが、ブレーキ製造会社の技術者から、次のように言われたそうです。{おたくらは、いいよなー。うちの製品は人の命にかかわるからなー。}と。
食品の安全性よりも、金儲けの方が大事だったのでしょうか。ひるがえって、我々、個人個人も、自分にとって踏まえるべき大事なこととは何か、本末転倒していないか、優先順位を間違えていないかどうか、考えてみる良い機会だと思います。
また、あたりまえの事をあたりまえにやることの大切さ。慣れの恐ろしさ、これぐらいはいいだろうという甘えを感じ、自分自身、気をつけなければいけないなと思ったしだいです。
思うに、今、日本では、SUM(サム)がはびこっているのではないでしょうか。{SUM}とは、英語の合計ではありません。{さぼり・うそつき・無責任}の略です。
人の信用を失いたかったら、簡単です。毎日嘘をつきなさい。常に忙がしく働いているふりだけし、言い訳をじょうずにしてさぼりなさい。間違っても仕事に対する責任感など持たずに、何でもちゃらんぽらんにやりましょう。責任は常に他人に押し付けなさい。
そうすれば、あなたは誰からも相手にされなくなり、のんびりとひまな生活をおくれます。おめでとう! これをSUMぼうやの素敵な生活といいます。
参天製薬と雪印乳業の危機管理は対照的でした。日頃の地道な実践とトップの決断力が天と地ほどの差を生みました。片方はピンチがチャンスになり、大いに信用を高めたのです。
もう一方は、工場閉鎖とおそらく業界一位の座を失うことになるでしょう。目先の利益か、長期的な発展か。損の道は必ずしも損ならず。組織も国も個人も同じではないでしょうか。
{洞山録}に{吾常於此切}という言葉があります。{吾れ常に此(ここ)に於(おい)て切(せつ)なり。}と読みます。
この言葉の意味は、常に自分を無にし、今、此処を真心いっぱいに生きている、という事です。ひとつのこともおろそかにせず、ねんごろに、親切にやっていくということが、大切です。日常の小さなことに切であってこそ、大きなことができるのです。小さいことを切にしないで、無視していたのでは、決して大きなことはできません。
一手先を読みながら、今、目の前のことをきちんとやる。3年先の自分の未来像を描きながら、今日一日を生き切る。当たり前のことをあたりまえに行う。このことが出来ているかどうか、一人一人がご自分の胸に問うてみてください。それが、あなたの幸せの第一歩となるのではないでしょうか。合掌
1
ただひたすら
一道を行け
わらじは一足
ねがいは一つ
他はすべて
脱落捨離せよ
2
きびしいおきてを
じぶんに課して
大海を渡り
大山を越えるのだ
詩に生き
詩に死す
これがお前のすべてだ
3
ただひたすら
じぶんの道を行け
息のきれるまで
道の見えなくなるまで
この一筋のものを求めて
懈怠(けたい)なく行け
4
念ずれば花ひらく
この八字十音の真言をとなえて
ただひたすら行きに行くのだ
ただそれだけでよいのだ
正しい考え方とは、欲にふけらず、貪(むさぼ)らず、瞋(いか)らず、害(そこ)なう心のないこと。
正しいことばとは、偽りとむだ口と、悪口と、二枚舌を離れること。
正しい行いとは、殺生と、盗みと、よこしまな愛欲を行わないこと。(般泥えん経)
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